日刊「是々非々」

【市政】「市議会で問題提起をしてほしい”民泊”」

2016/01/27 17:57 投稿

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普段あまり市政や県政に関心がないという方も多いことと思います。
かく言う私もその1人でした。
ですが、市政や県政に何時までも無関心では自分たちの生活も良くなりません。
一般市民からの目線も大切だと感じ、定期的に気になったことを綴っていきます。
まず本日取り上げたかったのはこちらの話題。

◆既存マンションを利用した民泊

これは2015年11月19日に千葉市が国家戦略特区ワーキンググループで配布をした資料によるもの。
そこには幕張新都心から挑戦する未来都市実証特区と書かれています。
内容は以下に詳細に書かれていますので是非ご覧ください。

幕張新都心から挑戦する未来都市実証特区

民泊については幕張新都心内の住宅地区において、外国人等の観光やビジネス客を対象に、
マンションの一部を宿泊施設として利用する。
と書かれています。
このことを市民の皆さんはご存じだったでしょうか?

千葉市は特例の適用を提案しています。
適用理由は以下の通りです。

宿泊業というのは宿泊料を受けて人を宿泊させる営業は旅館業とされており、
都道府県知事(保健所設置市長)の許可が必要である(旅館業法第3条)。
国家戦略特別区域法による旅館業法の特例の適用(区域認定)が必要である。


なるほど。
2020年に開催予定の東京オリンピックを睨んでの更なる観光客増を狙っての提案なのでしょう。
東京オリンピックでは幕張新都心内にある幕張メッセでフェンシング、レスリング、テコンドーが。
東京パラリンピックでは同じく幕張メッセでゴールボール、シッティングバレーボール、
車いすフェンシング、テコンドーの会場として承認され、競技が行われる予定です。
東京23区内の主要エリアと比較すると、知名度で劣る千葉市として提案したくなるのも分かります。

ですが民泊についてはよくよく慎重に議論を深めた方が良いと思います。
それでなくとも幕張新都心は外国人観光客が明らかに増えています。
幕張新都心内にある主要ホテルでは外国人観光客の姿を多く目にします。
そこで更なる規制緩和をすれば極論ですが、町中が外国人だらけになることも考えられます。
また違法ビジネスの温床になる危険性もあります。

例えば日本を訪れる中国人観光客の数は増加傾向です。
昨年は”爆買い”なんて言葉もありましたが、2015年後半からはその勢いにもやや陰りが。
また中国国内の景気が悪くなってきているので、以前のような爆買いはしにくくなっています。

宿泊先も今まではシティーホテルが中心でしたが、
規制が緩和されれば安い宿泊施設に集中することも十分に考えられます。
ですから民泊で一儲けしようと考える人が出てきても全く不思議ではありません。
それがやがて違法ビジネスとなり、市民生活への影響が出ることも懸念されます。

結論としては議会での議論が深まり、市民の理解が得られた上での規制緩和であれば良いです。
ですが単純に、東京オリンピックを見据えてというだけの規制緩和というのは危険だと思います。
この民泊については千葉市議会でも是非とも問題提起をしてほしい議題でありますね。

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