無駄に真面目に考えてみた

【アニメ】ブラック・ブレット② ~ティナは可愛いけれど~

2014/05/28 12:12 投稿

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  • アニメ
  • 2014年春アニメ
  • ブラック・ブレット
  • ラノベ原作アニメ
【カテゴリ】アニメ
【タイトル】ブラック・ブレット 公式サイト
【作者属性】原作未読
【論  題】どうすれば面白くなるか
※ネタバレ注意(アニメ7話まで)

アニメ、ブラック・ブレット5話から7話。
話数を重ねるごとに露呈する世界観の作り込みの浅さに目を瞑れば中々楽しめたのだが、
構成は4話までと同じく入り乱れているし、最後の展開には開いた口が塞がらなかった。

自分ならこうする、こうしたほうが面白いのではと思うことがあったので、考えを纏めてみる。

※以下、批判的な記述があります。


まぁ、この笑顔を見ることができただけでも、視聴継続して良かったと思ったんですけどね。OPも耳に残るし。


■アニメのおさらい
主なストーリーは二つ。
  • 蓮太郎が聖天子の護衛を依頼され完遂?する。
  • ティナと出会う。
ティナが聖天子を狙うスナイパーであるため、両ストーリーは密接に連結し、蓮太郎とティナの関係がストーリーの焦点となっている。

蓮太郎とティナが仲良くなるが、お互いは敵同士。
お互いに敵であることがわからず、しかし視聴者は知っているという状況。

二人はどうなるのか。
立場と感情の葛藤の中どのように折り合いをつけ、何のために戦い、どのように決着するか。
これが視聴者を惹きつけ、また面白くなるストーリーの核であろう。

時系列順にまとめると以下の通り
  1. 蓮太郎が聖天子から護衛依頼を受ける。
  2. 蓮太郎がティナと出会う。
  3. 謎のスナイパー(ティナ)に狙撃される。
  4. 蓮太郎とティナが良い感じになる。
  5. 事務所が襲撃される。蓮太郎とティナ、お互いが敵だと分かる。
  6. 延珠がティナに撃退される。
  7. 蓮太郎がティナと決着をつける。









付随要素として
  • 護衛隊長を排除する。
  • 蓮太郎の序列が300にアップ。
  • 聖天子の外交が破談に終わる。
  • パトロン登場。

聖天子を狙うアサシンを撃っただけで悲惨な目にあう護衛隊長

何故か蓮太郎にベタぼれのパトロン


■なんだかなーという点
  • 問題解決の展開方法の脆弱さ
一言でまとめれば「敵対していた蓮太郎とティナが仲間になる」のがメインストーリー。
敵対中の闇は深く、築き上げる信頼は光り輝くものにしたほうが面白い。
しかし、最後に関係を修復して信頼を築いた、その展開の説得力が弱いと感じる。

  • 無駄な付随要素
物語は全てメインストーリーを盛り上げ、または調和させるためにあるべきと考えたとき、
つまり、蓮太郎とティナの二人のストーリーを深めるために付随要素があるべきと考えた場合、
付随要素、全部不要じゃないですか?

むしろ阻害している要素もある。

パトロン登場はまだ良い。蓮太郎が敵を撃退するために、パトロンの協力を得てトレーニングを積むことは辛うじてメインと関係がある。(今更訓練かよと思うけれど)

護衛隊長との諍いは必要ない。蛇足。
序列300位アップも護衛隊長排除のためになされたこと。メインとの関係では不要。むしろ聖天子の一存で順位を決定できると、更なる浅さが露呈した。
蓮太郎を助けるために聖天子が外交を投げ出して駆け付けた。行動が謎すぎる。そもそもガストレアが外周をうようよしている状況で他エリアとの交流が成立している設定が謎。
以上の蛇足がクライマックスで畳みかけるように描写され、メインストーリーをぼやかしてしまっている。
※原作ではどうなのだろう。確認するのが怖いので手は出さない。



■こうしたほうが面白いのではないかという思考実験
1.付随要素は排除する
 不要だから。残しても良いかなと思うのはパトロンだけ。
 残すとしても防衛隊長が敵に買収された手先だったとか、外交相手が黒幕側であるとか、手を尽くしてメインストーリー(蓮太郎とティナとの関係)に関わらせたい。


2.蓮太郎とティナが互いに敵であると理解する時点をクライマックスにする。
 視聴者を引き付ける要素は、良好な関係にある蓮太郎とティナが実は敵対関係にあると気付いていない状況にある。
 
 この状況によって物語を終盤までリードしたほうが良いのではないだろうか。
 延珠の負傷など、蓮太郎が戦う理由は十分。中盤で相手がティナだと知る必要は無い。
 むしろ土壇場で相手が親しい者だと分かった時の方が、二人の底が見えるのではないかなと。

 中盤で明かすならば、「戦いたくないけど戦わなければならない」という二人の葛藤が物語をリードする要素となる。その葛藤を丹念に描写するのも面白そう。
 そうだとすれば、二人の言動をもっと迷いのある内容にしたいところだ。「俺を殺していけ」などというセリフは関係清算を相手に丸投げしていて良くない。言いたかった感まる出し。
 ※そもそも蓮太郎の側に葛藤が無かった?
 互いを敵だと認識するタイミングも重要。事務所襲撃時よりも延珠負傷時の方が深まりそう。


3.ティナのマスターを関わらせる。
 ティナの聖天子暗殺計画はマスターの指示によるもの。黒幕であり、ティナの抱える闇を象徴している。しかし作中の出番は電話音声で登場しただけ。
 音声のみというのは黒幕っぽくて良い。しかし失敗時には自害しろとティナに命じて以降、音沙汰がないのは問題がある。ティナは蓮太郎の事務所で生き続けることになるが、テクノロジーの塊であるというティナを放置してマスターが不干渉であることは不自然だ。
 8話以降、関わって来るのだろうか。そうだとしても、蓮太郎がマスターの存在すら認識していないことは、ストーリーの影を薄めてしまっている。蓮太郎とマスターの会話が一つでもあれば因縁が残って良くなると思われる。


4.蓮太郎とティナとの決着のつけ方
 謎発光からの技名叫びながら全力で腹パンは無い。筆者が全力でひいた。
 マスターとの関係を清算させ、改めて親密な信頼関係を築くのだから、非暴力でティナの戦意を喪失させたい。ここで度量と器量を見せ、蓮太郎の魅力を描写しなければならない。蓮太郎はティナの新たな拠り所であり、光なのだから。

以上、筆者の思い付きを整理してみた。
着想はただ一つ、「どうすればラストシーンのティナの笑顔がより可愛く見えるか」である。
その意味で、本作はとても、とても勿体ない。

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