A: ×(バツ)です。
皆さん〜、今日も「おは用語」しましょう〜!
セキュリティの話題でよく聞く「マルウェア」という用語がありますが、言葉だけを見ても良いモノなのか悪いモノなのかわかりにくいんですよね。でも、コレは前回解説したコンピュータウイルスを含む「悪意のある不正ソフトウェア」の総称で、スマートフォンやパソコンなどの利用に問題を起こすものなんですよ。
「マルウェア」の語源を知ろう
マルウェアの「マル」とは英語で悪意があるものを指す「malicious(マリシャス)」に由来し、「ウェア」の部分は「software(ソフトウェア)」。この組み合わせによる造語が「マルウェア=悪意のあるソフトウェア」というわけ。
言葉の意味をしっかりと覚えておいて、マルウェアと聞いたらまずは用心するのが得策ですよ。
悪質アプリ全般を指す「マルウェア」
ここで「じゃあ、マルウェアによる具体的な被害ってどんなものがあるの?」と思った人もいるでしょう。
でも、マルウェアはあくまで悪意のあるソフトウェアの総称。
そのなかにはコンピュータウイルスをはじめ、個人情報やパスワード等を抜き取ろうとするものから、端末に侵入したり不正な遠隔操作をしようとするものまで数えきれないほどの種類が。また、画面に悪質な広告を表示するプログラムなども、マルウェアの範囲に含まれるのです。
具体的な手口や事例については、次回以降で順を追って紹介していきますね。なお、最近のウイルス対策アプリ(アンチウイルス)の多くは、コンピュータウイルスの定義に含まれないマルウェアにも対応していますよ。
マルウェアなんて名前ですけど、実際はワルウェア(悪ウェア)というわけなのですね。マルウェアに悪さをされないよう、普段から怪しげなアプリには手を出さないように注意しましょう。
それでは皆さん、今日も1日スマートに! 行ってらっしゃい!
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