1つのアプリで、まとめてセキュリティを強化できるってところがラクですね。
GoogleやFacebookなど、ウェブサービスのアカウント管理はしっかりと行いたいですが、サービスが多くなると常日頃から気をつけておくのは難しいです。
最近では、サインインするときに、携帯電話/スマホでの認証が必要なセキュリティ「二段階認証」を採用するところも多くなってきました。セキュリティの安心度合いは高まりますが、サインインのたびに電話やSMSを受け取るとなると、途端に面倒になってしまうというのもホンネだったりします。
『IIJ スマートキー』はサービスの二段階認証に必要な確認コードの発行を一手に引き受けてくれるアプリです。本アプリで二段階認証の連携がとれていれば、万が一アカウントが流出しても乗っ取られる可能性はかなり低くなります。
アプリを利用するその前に...二段階認証とはなんぞや?
本アプリを利用する前に、まず二段階認証がいったいどんなものなのかを知っておく必要があります。なぜなら、各サービスのセキュリティ設定などから二段階認証を利用する設定になっていないと、本アプリは効果を発揮しないからです。
二段階認証とはIDとパスワードの他に、スマホなどに表示される認証コードを使用してログインを強化するシステムです。
二段階認証についての参考記事
●話題のセキュリティ用語「2段階認証」ってなんだろう?
●グーグルの2段階認証が便利に! 『Google認証システム』で楽々セキュリティアップ
●3分でできる! Facebookの2段階認証を設定しよう
二段階認証について初耳だ! という人は、タブロイドでも過去にいくつかご紹介しています。上記の参考記事より二段階認証についてしっかり予習をしておきましょう。
二段階認証を使いたいサービスをアプリに登録する
「ⅡJ スマートキー」で二段階認証を利用するには、まずはアプリにサービスを登録する必要があります。
アプリを起動したら、右上の+(プラス)ボタンからサービスの登録を行っていきましょう。今回は例としてGoogleの二段階認証の登録を行っています。
+ボタンをタップするとカメラが起動してQRコードの読み取りを開始します。パソコンの画面に表示されているQRコードをスキャンしてサービスを追加しましょう。
これで、登録は完了です。
また、Facebookのように、セキュリティコードが数字で発行される場合はスキャン画面の右上にあるキーボードアイコンから、キーボードに切り替えて発行された数字を手入力して追加しましょう。
サービスの登録が完了したら、さっそくワンタイムパスワードが発行されます。この発行されたパスワードを使って二段階認証が完了するという仕組み。
このアプリのポイントは、発行されたパスワードの利用可能時間がわずか30秒であるという点。30秒を過ぎると、別のパスワードに切り替えられます。素早く入力して認証を完了させましょう。
現在本アプリで動作確認がとれているサービスは以下の通りです。
- Amazon Web Services
- Dropbox
- Evernote
- Googleアカウント
- Google Apps for Work
- IJセキュアMXサービス(スペアメールオプション)
- Microsoftアカウント
特に家族や仕事で共有しているパソコンを使っている場合など、二段階認証は身近なところでも役に立ちます。セキュリティ対策になかなか本腰を入れられない、面倒だと感じていても、何かあってからでは大変です。
このアプリを活用してセキュリティ強化を行っていきましょう。