「裏アカウント」は当たり前。
最近の女子高生は、Twitter(ツイッター)のアカウントを平均3.4個も所持しているようです。電通の調査によります。
平均で3.4個ですから、中には5~6アカウント以上持っている子もいるはず。管理めんどくさ。
大人の皆さんには信じられないかもしれませんが、これが今どきの女子高生のSNS事情となっているようです。きっと、器用に使い分けているのでしょうね。
なぜアカウントを増やすのか
では、一体なぜアカウントを、そんなに大量に持っているのでしょうか。これは完全に私の予想なのですが、アカウントによってフォローする人を分けているのだと思います。
例えば、以下の様な感じ。
アカウント2:「裏」アカウント。仲の良い友達数人とだけつながっている、非公開アカウント。
アカウント3:「家族用」アカウント。家族とだけつながっている、連絡用非公開アカウント。
非公開アカウントについてはこちら:何もしなければ世界中から丸見え!SNSの公開範囲を設定しよう
もっとアカウント数が多い子だと、ここに部活用アカウントだの彼氏用アカウントだの、いろいろ増えていくのだと思います。管理めんどくさ。
女子高生がこんなに多くのアカウントを持つような使い方を始めた原因は、もしかすると「LINE」に起因するのかもしれません。以下の図は、同調査内にあるアンケート結果の一つです。
見ての通り、「LINE」が圧倒的なシェアを誇っています。そのため、「LINE」の部屋ごとに分けられた「トーク」のような使い方を、ツイッターでもしているのかもしれません。
ツイッターはシステム上、多くてもアカウント2個程度で使うのが普通です。しかし、SNSの使い方の中心が「LINE」になっている若者たちからすると、特定のメンバーだけにメッセージを伝える方法が使いやすいのかもしれませんね。
人間関係は「リセット」したい
このように、細かくメンバーを分けて関わるぐらいなのですから、よほどお互いの絆は深いのだろう...と思ったら大間違いだ! 女子高生の役7割は、「人間関係をリセットしたくなることがある」と考えているようです。
そこに「絆」なんて陳腐なものは、ほとんどありませんでした。「そんな風に細かく分けて深く関わるからリセットしたくなるんだよ」と、全国の女子高生一人ひとりに説法して回りたい思いです。
細かく管理しようと思えば思うほど、他人に費やさなければならない時間は増えていくもの。適当に付き合うのが、一番気楽なのかもしれないと感じました。
もちろん、人間関係をリセットしようと全く思っていない1割強の皆さんは、今の人間関係を長く続けられますよう頑張ってほしいところです。
電通総研「若者まるわかり調査2015」を実施[電通 via INTERNET Watch]
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