災害時にも、お役に立つのだそうですよ。
NTTグループのテルウェル東日本は、福岡市に公衆Wi-Fiのアクセスポイントを備えた自動販売機を設置したと発表しました。無料Wi-Fi接続機能を持った自販機の登場は九州初になるのだそう。
ちなみにネットワーク接続には福岡市の「Fukuoka City Wi-Fi」を利用。こちらの接続方法については、下の実地レビュー記事をご参照いただければ、すぐに手順がわかると思います。
このWi-Fi自販機はまだ1カ所(博多DOIMACHIビル前)のみの設置ですが、Fukuoka City Wi-Fiは福岡市内各地にアクセスポイントがありますので、一度設定しておけば利便性は高いかもしれませんね。
また同社では、この自販機について「災害時に無料で飲料を取り出せる、自販機内に備蓄した非常食や防災用品を提供する」ことができるともしており、インターネットアクセスの提供だけでなく防災ステーションとして活用できるとのこと。
自動販売機を防災に活用する取り組みとしては、北海道の「災害警報機能付き自動販売機」などもありますし、Wi-Fiアクセスポイントと自販機のセット導入はキリンビバレッジとバッファローが推進中。どうやらネットと自動販売機の融合は着々と進んでいるようです。
今後はWi-Fiやインターネット技術を用いた『スマート自動販売機』が増えていく予感がします。セキュリティや電波の混雑などの問題をうまく解決して、使いやすいサービスになってくれると良いですね。
公衆無線LANサービス「Fukuoka City Wi-Fi」に対応したWi-Fi自販機を設置(PDF) [テルウェル東日本]