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ツッコミどころが減ったと思ったかい? 増えたよ!

ディスカウントストアのドン・キホーテより、格安タブレット「カンタン(感嘆)Pad2」が発売されました。

第 2 弾がスペックアップして登場 7インチタブレット「カンタン Pad2」を発売! ~3月9日(月)から全国のドン・キホーテで発売開始~(※リンク先PDF)[ドン・キホーテ]

去年の11月に発売された「カンタンPad」の後継機に当たる機種で、スペックや性能などがアップしています。「カンタンPad」については、以下の記事をご覧ください。

ドン・キホーテの実力を見よ 「カンタンPad」実機レビュー

5980円という破格の安さと、それに見合った性能だった「カンタンPad」。果たして「カンタンPad2」は、どれほど進化したのでしょうか?

実際に買って、試してみました。ドン・キホーテの実力、とくとご覧ください。

スペック比較

まずは、前機種とのスペック差を、表で比較してみましょう。

カンタンPad2 カンタンPad CPU 1.2GHz 2コア 1.2GHz 2コア メモリ 512メガバイト 512メガバイト ストレージ 8ギガバイト 4ギガバイト 解像度 1024×600ピクセル 800×480ピクセル カメラ 30万画素 30万画素 OS アンドロイド4.4 アンドロイド4.4 バッテリー 2300mAh 2300mAh 本体重量 296グラム 330グラム 価格 6980円 5980円

スペックの見方については、以下の記事をご覧ください。

スマホのスペック、もっと読めるようになろう【おは用語第8週まとめ】

解像度や内蔵ストレージ、重量が改良された分、価格が1000円アップです。大きな弱点が改良されていますので、この価格は十分納得できる範囲でしょう。

しかし、CPUとメモリ、バッテリーは変化なしですね。この辺も、改良して欲しかったところではあります。

等価交換未満のバッテリー

しかし、何より注目したいのが、バッテリーの充電効率です。

「カンタンPad」では連続使用3時間、必要充電3時間と書かれていました。効率が1:1という等価交換で、かなり効率が悪い部類と言えましょう。

一方、「カンタンPad2」では、連続使用3時間、必要充電3時間30分へと変化。あ、悪化しとる! 

スマホやタブレットで1:1未満は、相当厳しいです...。充電しながら使うとバッテリーが減っていく、なんてことはありませんでしたが。

見た目の比較

見た目も比べてみましょう。前回のドンキカラーな黄色から、さわやかな白にチェンジ。

150409_donki_12.jpg前面

150409_donki_14.jpg裏面

しかし、なぜか電源スイッチボタンだけは、黄色のままです。わかりやすいですけどね。

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使ってみよう

では、実際に使ってみましょう。起動すると、こんな感じの画面になります。

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おお、前機種と全く同じだ...。下部のボタンが普通のタブレットより多いところも、変わっていません。

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続いて、機能面。「ショッピング」を押すと、ドン・キホーテの通販サイトではなくアマゾンが開くところもそのまま。しかも、トップページで同じタブレットである、「Fire HD」をオススメしていました。

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HAHAHA,nice joke.

こんなの笑うだろ! ずるいよ!

ただし、全てが全く同じというわけではありません。最初からインストールされているアプリ(プリインストールアプリ)が、少し増えました。貴重なストレージ容量に何してくれとんねん。

しかも、増えた初期アプリの中にも、アマゾンストアのアプリが含まれています。ドン・キホーテって、アマゾンと提携してましたっけ...?

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一応ライバル企業...ですよね?

それ以外では、定額で有料アプリが落とし放題な「アプリ超ホーダイ」と音楽アプリの「FaRao」の、3ヶ月無料版がインストールされています。ストレージ容量と引き換えに得た無料ですので、使ってみるのもよいでしょう(アンインストール不可)。

ディスプレイは本体の解像度が上がっていますので、少しきれいです。ただし、視野角(画面の色が変わらずに見える角度の範囲)は変わっていないようで、ちょっと斜めから見ただけでも、画面が暗くなったり、白っぽいように見えます。

また、タッチした位置にズレを感じるのも、前機種と同じ。多少はマシになったような気もしますが、文字入力は大変です。

ただし、本体の重量が軽くなった点に関しては、かなり良いですね。すぐに手が疲れるほどではなくなり、常識的な重さになったと思います。

アプリをインストールしよう

では、アプリをインストールしてみましょう。アプリの一覧から、「Playストア」を起動してみます。

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まあ、案の定そんなものはないんですがね。左上にある「アプリを追加」は、前述の「アプリ超ホーダイ」のアイコンですので関係ありません。

しかし、焦ることはありません。前機種でも初期状態では「Play ストア」が使えず、設定画面から「アプリのインストール」という項目にチェックを入れる必要があったからです。

というわけで、設定画面を開きましょう。そしたら、今度は設定項目すらありませんでした。

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前機種ではここで設定できたのですが...

あっれー? この機種、「Play ストア」が使えない...? そんなバカな、と思いいろいろ触っていたら、ようやく見つけました。ここです。

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なんでやねん

なぜこんなところに...と思いましたが、この位置に「Play ストア」が配置されている機種は他にもあるようですね。私は初めてだったので、かなり探し回ってしまいましたが。

とりあえず、今回は設定などを変更することなく、「Play ストア」が使えることが分かりました。

ゲームをしてみる

最後に、今回も無謀にもゲームをインストールして遊んでみました。せっかくですので、「アプリ超ホーダイ」の3ヶ月無料を使い有料アプリを落としてみます。

できるだけ無理そうなの...ということで、モバイル版「バイオハザード4」をチョイス。果たして、まともに動き、まともに遊べるのでしょうか。

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モバイル版は私も初プレイ

起動してみると、とりあえず普通に動きました。移動も問題ありません。

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が、敵が出てきたところで問題発生。タッチスクリーンの精度の限界により、まともに照準が合いません。

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練習モードなのに、敵に殴られまくりです。ああ、これは...無理だ...。

心が折れたところで、そっとゲーム終了を押しました。やはり、「パズドラ」のように、ゆっくり遊べるゲームじゃないと厳しそうですね。

ただし、内蔵ストレージが増えたことによって、このぐらい重いゲームをインストールしても即容量不足とはなりません。これは、かなり大きな変化だと思います


総合的には、前機種より使いやすくなったように感じました。HDMI接続でテレビなどにも写せますし、それなりに使い道もあると思います。

個人的にはもう少しお金を出してハイスペックな機種を買うことをオススメしますが、これで十分という方もいるはず。使いこなせそうな方は、ぜひどうぞ。

RSS情報:http://www.tabroid.jp/news/2015/04/donki-kantan-pad2.html