今やスマホユーザーの多くが毎日使っているネットのサービスといえば、真っ先に『SNS(ソーシャルネットワーク)』の名が挙がるのは間違いありませんよね。しかし、表情の見えないネット上の交流で疲れてしまったり(ソーシャル疲れ)逆に依存してしまって日常生活に支障を及ぼしてしまうことも。
新たな出会いの多い季節の春だからこそ、もう一度SNSによるメンタル面への影響について考えてみましょう。
あなたの心の不調、それってソーシャル疲れかも
離れている友人の近況を常に知ることのできるSNSは、とても便利な反面でコミュニケーションを精神的な負担に感じてしまう「ソーシャル疲れ(SNS疲れ)」を引き起こしてしまうことがあります。
ソーシャル疲れの主な症状は「自分の発言に対する、みんなの反応が過剰に気になる」「誰かの発言に返信しなければいけないという強迫観念」「ネット上の誰かからの暴言・攻撃的な発言に傷つく」といったこと。こうなってしまうと、せっかく楽しいはずのSNSが苦痛に満ちたものになってしまいますね。
実はほとんどの人が「スマホ依存・ネット依存」!?
スマホを片時も手放せず、ネットにつながっていない状態を不安に感じる精神状態「スマホ依存」や「ネット依存」の急増も最近よく話題に上がるようになりました。
参考記事: 9割が「予備軍」認定! 大人のスマホ依存調査
ある調査によれば、大人であってもスマホ依存症予備軍以上に該当する人が全体の9割近くいる、なんて話もあるのだそう。また、依存する対象・類型によって「オンラインゲーム依存」「コンテンツ接触型依存」「ギャンブル参加型アプリ依存」「きずな依存」といった4つのパターンに分類されるといいます。
参考記事: あなたは大丈夫? ネット依存の4つのパターン
「自分だけは大丈夫」と思い込む前に、自分がどういった傾向にあるかを理解し、客観的に自分のネット依存度を見つめ直してみることが大切ですね。
SNS疲れの苦しみから抜け出すヒント
ソーシャル疲れを感じたら、SNSとちょっと距離を置いたり、いっそのことキッパリやめてしまうのもひとつの手段。「SNSやってません」と言いながら、豊かな人間関係を築いている人々はたくさんいますものね。
ネットに残ってしまった自分に関する誹謗中傷を気に病んでいるなら、上の記事を参考に適切な手順を踏んで削除を依頼することもできます。ソーシャルの人付き合いによって胸が締め付けられる...そんな心当たりがあるならこれらのヒントをぜひご一読くださいね。
それでは今日も一日、スマートに! いってらっしゃい!
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