アップルストア・グランドセントラル駅店
街ではiPhone5発売がニュースになっていますが、それと同じくらいにニュースになっているのがiPhoneやiPadなどのアップル製品の盗難です。俺がNYに来てからの短い間でも地下鉄でスマートフォンの画面をいじっている人が驚くほど増えました。
同じくグランドセントラル駅内に展開されていたiPhone5発売記念キャンペーン。iPhone5ボックスに入り、風で舞い上がる紙切れを手で掴むゲーム。
8月の時点でiPhone、iPad等のアップル製品の盗難件数は約4100件に上り、前年よりも55%も増加しているとのことです。最近では地下鉄でスマートフォンをあまり取り出さないことを促す広告などをよく見ます。
「スマート(賢い)フォンをダム(馬鹿)に使うな。」
身の回りの友人でも、「地下鉄で携帯をいじっていたら数人の子どもたちに無理矢理奪われた。」「地下鉄のドアが閉まる直前に時間を聞かれてiPhoneを取り出したら殴られて奪われた。」というような話を聞くことがあります。
以前は盗んだ携帯を売るということが簡単だったのですが、つい数週間前にはiPhoneの大手契約会社であるAT&Tが、シリアル番号を元に盗難機種の再利用を不可にするという手段を取り始めました。最近ではブラックマーケットでのこれらの買い手が国内からオンラインを通じた中東に移っているとのことです。
街角に並ぶiPhone修理などを請け負う店。盗難品であるかどうか不問のまま修理する店が多い。
驚くのはこれらの盗難事件、地下鉄での事件をよく聞きますがそれがブルックリンやハーレムだけでなくタイムズスクエアなどマンハッタンの繁華街でも行われているということです。日本からいらっしゃる皆さんもお気をつけ下さい。
(近藤司)
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