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12年後に開く「タイムカプセル」つき 「iPad卒業証書」が作成される

2015/03/31 17:00 投稿

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これが、未来の卒業証書のカタチなのでしょうか。

株式会社カヤックが、東京都多摩市にある愛和小学校へ「iPad卒業証書」を作成しました。プレスリリースによります。

そう、卒業証書そのものが、「iPad」で渡されたのです。iPadの裏面には、賞状の文様がレーザーカッターで彫り込まれています。

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制作の様子は、以下の動画にてご覧ください。

さまざまな記録

この卒業証書「iPad」を起動すると、ホーム画面には卒業アルバムのように「クラスメート」「担任」「下級生」「職員室」の写真アイコンが並びます。アイコンを選択すると、それぞれ直筆のお祝いのメッセージが。

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他にも、6年間の行事の写真、校歌、6年間の身長体重データなどが記録されています。iPadの機能を、存分に生かしていますね。

デジタルタイムカプセル

さらにおもしろいのが、未来の自分へ向けたメッセージの入ったタイムカプセル。3、6、12年後にしか、開けないようになっています。

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今までになかった、デジタル方式のタイムカプセルです。これは面白いですね。開封できる日の一カ月ぐらい前から、テンションが上がりそう。

まあ、最近の子は賢いですので、ハッキングして無理やり開けてしまいそうな気もしますが...。

12年後の「iPad」

しかし、少々心配になるところもあります。果たして12年後、「iPad」を起動できるのでしょうか?

5年もすれば型落ちもいいところですので、普段使いはもうしていないはず。その間に故障してしまうのでは? バッテリーの寿命は? ライトニングケーブルは売っているのか?

気になったので少し調べてみたところ、今から12年前の2003年はほぼすべての携帯電話がカメラ付きになったころとのことです。う、うーん...心配だ...。

パソコンだと、2001年に「Windows XP」が発売されました。なーんだじゃあ余裕...と言いたいところですが、そうも行きません。

Windowsパソコンの場合、新しいパソコン本体に「Windows XP」をインストールするのが普通の使い方だからです。本体の入れ替えができない「iPad」とは、事情がだいぶ違います。

今回の卒業証書「iPad」を受け取った児童の皆さんには、12年後まで出来る限りだいじに扱っていただきたいところですね。

ユニークな「公立小学校」

愛和小学校は公立小学校でありながら、児童の皆さん1人1人が「iPad」を使った授業や、3Dプリンタを用いた授業を取り入れているそうです。今年の卒業生は、全部で8人。

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フェイスブックでも、イベントの記録を報告しています。卒業式の日も、以下のとおり。

3/25 第一回卒業式。8名の子どもたちが希望の未来に羽ばたきました。

Posted by 多摩市立愛和小学校 on 2015年3月26日

卒業式では、孝校長先生より卒業生1人1人へ「iPad卒業証書授与式」も行われました。きっと、かなり未来的な光景だったことでしょう。

こんなユニークな学校だからこそ実現した、卒業証書「iPad」。心配な点もありますが、面白い試みだと思いました。


世界一思い出になる卒業記念品! 愛和小学校の「iPad卒業証書」をつくりました。[プレスリリース via ITmedia ニュース]

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