あまり聞き馴染みがないかもしれませんが、電話番号の先頭につける特定の数字を「プレフィックス番号」といいます。代表的なものとしては、発信者番号を相手に伝えない『非通知設定』の「184」などがありますね。
でもプレフィックス番号にできることはそれだけではないんですよ。今朝のおは用語では、プレフィックス番号をつけることで音声通話の料金が安くなる『プレフィックス型通話料割引サービス』について紹介していきましょう。
プレフィックス型通話料割引サービスって?
参考: 「楽天でんわ」によるIP電話、携帯電話との比較
あらかじめ利用登録をした上で、通話したい相手の電話番号の前に指定されたプレフィックス番号をつけて発信すると通話料金が30秒あたり10円になるサービスです(多くのキャリアの通話料は30秒あたり20円)。定額で通話し放題のプランがない格安スマホなどで利用すると特に効果的。
通話に使用する回線を携帯電話網でなく固定電話回線(プレフィックス回線とも)経由とする仕組みになっていて、音声をパケット通信のデータに変換する『VoLTE(ボルテ)』や『IP電話』とは全く異なる方式となります。
仕組み上は端末側に特別なアプリ等を必要としないので、スマホだけでなくフィーチャーフォン(ガラケー)でも簡単に使えるのもメリットです。
どんな事業者をどうやって利用すればいい?
プレフィックス型通話料割引サービスは、利用登録をすればキャリアに関係なく使い始められます。ここからはこうしたサービスを提供している代表的な事業者を紹介しましょう。大手キャリアの従量制音声通話がだいたい30秒20円であることから、「通話料が半額になる」としてアピールしていることが多いですね。
楽天(フュージョンコミュニケーションズ)による個人向けのサービスで、専用のスマホアプリが100万ダウンロードを達成するなど利用者が多い。法人向けには「モバイルチョイス050」という別サービスを案内している。
プレフィックス番号が4ケタで短いのが特徴。また、通話料金に消費税がかからないとして、他社より通話料がさらに8%お得だとアピールしている。
IIJ「みおふぉんダイアル」(プレフィックス番号0037-691、4月1日より開始)
freetel「通話料いきなり半額」(プレフィックス番号00326035、4月2日より開始)
「格安スマホでデータ通信料金はグッと圧縮できたけど、音声通話がネックで...」と考えていた人は、ぜひ格安スマホ+プレフィックス型通話料割引サービスでのさらなる節約を検討してみてくださいね!
それでは今日も一日、スマートに! いってらっしゃい!
Photo by Thinkstock/Getty Images
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