BBソフトサービス株式会社は「Internet SagiWall(インターネットサギウォール)」で検知したデータをもとにした、2015年2月度のインターネット詐欺リポートを発表しました。2015年2月度は詐欺サイトへ誘導するアドネットワーク広告が多く見られ、前月と比べて総検知数が大幅に増えました。
スマートフォンやタブレットを利用しているユーザーは要注意です。モバイル機器に不正アクセスがあったと偽装し、偽ソフトをインストールさせるサイトが検知されています。
問題のパターンは?
問題のサイトにアクセスすると、海外から悪者が不正にアクセスしようとしているという主旨の警告メッセージが表示されます。これはモバイル機器メーカーを装い、OSが表示した警告メッセージに見えるため、メーカーの公式セキュリティーアップデートと勘違いしやすいという特徴があります。
間違ってこの「偽アップデートソフトウエア」をインストールしてしまうと、写真や連絡先データなどの個人情報を盗み取られたり、遠隔操作ソフトを組み込まれたりする恐れがあります。結果、盗み出された情報を元に脅迫されたり、金銭目的の犯罪に巻き込まれる危険性があります。
警告画面を裝った詐欺の手口は、以前からパソコンではよく見られましたが、スマートフォンやタブレットなどの小さい画面では偽装に気づかないケースも多いため、注意が必要です。
[引用元]不正アクセスを偽装し、モバイル機器に偽ソフトをインストールさせるサイトを検知