毎シーズンたくさんの新しい端末が登場して、スマホの機種変更は毎回アレコレと悩みがち。しかも最近では格安スマホも増えてきて、ますます選択肢の幅が広がっていますね。今朝はそんなスマホ端末をスペックの程度で分類する、「ハイエンド」や「ローエンド」といった呼び方について考えてみましょう。
シリーズの最上位機種=ハイエンド機
「ハイエンドモデル」とは、ある製品シリーズのうち最上位のモデルを指す言葉として使われます。一般的にスペック(性能)や豪華さといった仕様がトップに位置付けられていて、それに比例して価格帯も最も高価である場合が多いようです。
参考: Xperiaの製品ラインアップ(ソニーモバイルコミュニケーションズ)
現行のソニーモバイル製の端末ラインアップを例にすると、大画面で最もスペックの高いエクスペリアZ3がハイエンド機という位置付けになりますね。
参考: ドコモ スマートフォン | 製品 [NTTドコモ]
また、こうしたハイエンド機や、シリーズのシンボル(象徴)的な存在となるモデルを指して「フラグシップ(旗艦)」機と呼ぶことがあります。先に挙げたソニーのエクスペリアZ3も、ドコモの製品ラインアップでは「フラッグシップモデル」とされているんです。
ローエンドとミドルレンジとは?
ハイエンドに対して、製品シリーズ中で最も廉価で、性能もそれに見合ったレベルの製品が「ローエンドモデル」とされます。これらは入門用・初心者用といった意味合いで「エントリーモデル」「エコノミーモデル」などと呼ばれることもありますね。
格安スマホでよく用いられるSIMフリー端末のなかでも、特に価格が安いものの多くがローエンドにあたります。手頃な値段で入手できる一方、性能の面では物足りなさを感じるケースもあるかもしれません。
ハイエンドとローエンドの中間にあたり、性能のスペックと価格のバランスに重きを置いた製品は「ミドルレンジ」と位置付けられ、大抵の利用シーンでは過不足ないスペックを備えながらそれなりの価格設定をされたモデルがここに該当します。
参考: ZenFone 5 (A500KL) [ASUS]
大手キャリアの普及帯モデルや、格安スマホユーザーに愛用者が多い台湾ASUSの ZenFone 5 あたりをイメージすると良さそう。
また、先日発表された VAIO Phone は新たなミドルレンジモデルとして注目されましたが、スペックとブランド、価格のバランス的にやや違う位置付けの端末と考えたほうが良いのかも。
ユーザーの使い方によっては、ハイエンド機が必ずしもベストな選択肢ではないこともあります。SIMフリー端末や格安スマホの登場で、いろいろなスペックやデザインを選べる自由度が高くなってきたのは歓迎すべき傾向ですね。
それでは今日も一日、スマートに! いってらっしゃい!
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