スキマ時間にスマホで学ぶ「今日からスマホでイングリッシュ!」、第5回で取り上げるのは『TEDICT』です。
リスニングで聴きとった英文を書き取る「ディクテーション(dictation)」という英語学習法があります。聞いて書くことで、ヒアリングとライティング双方の向上が期待できる学習法なんです。『TEDICT』は、このディクテーションを世界最高峰のプレゼン「TED」で行うアプリです。
英語も教養も学べる一石二鳥アプリ!
「TED」は、価値のあるアイデアを世に広めることを目的とするアメリカの非営利団体。TEDが開く講演会では、あらゆる分野のエキスパートがプレゼンを行い、最先端の情報をわかりやすく伝えてくれます。Eテレ『スーパープレゼンテーション』で目にしたことがある方もいるのではないでしょうか。
TEDのプレゼンはネット上で無料配信されており、各国語の字幕がつけられています。『TEDICT』は、このプレゼン動画を英語の教材にしているんです。
まずは教材となるプレゼンを選びます。自分の興味がある分野のプレゼンを選んだほうが楽しく進められますね。
「Download」で英語学習用の音声ファイルをダウンロードするのですが、その前に「Play Online」をタップしてプレゼン動画を観るのがオススメです。
プレゼン動画には英語字幕と日本語字幕がついています。一流のプレゼンターばかりで、いつのまにか惹きこまれてしまいますよ。
先ほどの画面で「Download」をタップすると、「TEDICT」と「TEDICTisy」という二つの学習モードを選べます。
プレゼンに登場する英文が50節ほどにわかれ、1節ごとにディクテーションをしていきます。「TEDICTisy」では英文に使われている単語が表示されており、順番にタップして英文を完成させます。何度も再生することができるので、聞き取れるまでアタックしましょう。
「TEDICT」では難易度が上がり、キーボードで1文字づつ英文を入力していきます。音声だけだと単語の境目がわからなくなることもあり、かなり難しいですね......。
科学・デザイン・ビジネス・エンターテイメントなど、プレゼンの分野は様々。教材には事欠きません。5分程度の短さのものもあるので、自分のレベルに合わせて選んでみてくださいね。
英語の勉強もできるし、一流のプレゼンから知識を得られる。まさに一石二鳥の『TEDICT』。試してみてはいかがでしょうか。