最近ではスマホのOSとして『Firefox OS』なんて名前を耳にするようになりましたね。でもファイアフォックス(Firefox)って一体なんなの? 今朝はそんな疑問にお答えしまーす。
ウェブブラウザから始まった「Firefox」
もともと「Firefox」とは、ネット関連ソフトを開発する企業「モジラ(Mozilla)」によってリリースされているウェブブラウザの名前。誰でもプログラムの元(ソースコード)を入手して再頒布できる「オープンソース」という仕組みを採用していることと、拡張機能を追加できる「アドオン」が特徴的なブラウザです。
一時期はネーミングがちょくちょく変わったりもしましたが、紆余曲折あって現在の名前に落ち着きました。兄弟アプリにメールソフトの「サンダーバード(Thunderbird)」などがあります。そうそう、マスコットキャラクターのフォクすけ(上画像左)もカワイイですね。
スマホ、タブレットやテレビに「Firefox OS」
そんなFirefoxブランドで、スマホなどに向けて開発されたOSが「Firefox OS」というわけ。日本国内ではauから「Fx0(LGL25)」という端末が販売されていますが、まだちょっと一般ユーザー向けではないですね。
ブラウザのFirefoxと同様、オープンさをモットーにしているFirefox OS。システムの根本に近い部分はAndroidをベースにしているとされますが、アプリなどの互換性は一切なく、全く独自のアプリストアである「ファイアフォックス・マーケットプレイス(Firefox Marketplace)」を使うことになります。
アプリの数では、まだiOSやAndroidには及ばないものの、LINEやTwitter、Facebookといったソーシャル系のアプリなどは提供されている模様。
さらに2015年注目ジャンルのひとつ、スマートテレビにもFirefox OS導入の気配。すでにパナソニックが海外でFirefoxスマートテレビを発表していたりと、スマホ・タブレット以外にも広がっていく予感がしてきましたよ!
それでは今日も一日、スマートに! いってらっしゃい!
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