揺れ動く女心と、冷めすぎな男心。
6割以上の女性が、SNSに上げる自分が写った写真に加工を施していることが分かりました。化粧品ブランドのクリニークが行った調査結果によります。
これは、「写真加工ツール(顔をキレイに見せてくれる物)を使ったことがありますか。」という質問の回答によって明らかになりました。実に64.2%の女性が、写真加工ツールを使ったことがあるということです。
少し前までは技術が必要だった写真の加工も、スマホのアプリが充実するにつれて当たり前になってきたようです。もはやSNSの写真は、虚構の世界と成り果てている様子。
化粧だけでも別人のようになる人がさらに加工ツールを使っているこのご時世、SNSで真実の姿を見ようという発想自体が古いものなのかもしれません。すべてを諦めて、受け入れましょう。このパラレルワールドを。
プロフィール写真もほぼ加工済み
また、SNSのプロフィール写真も、6割以上の人が加工ツールを使っているという結果に。あなたの知り合いの美人さんも、実際は全く違う顔をしているのかもしれません。
まあ、そもそもSNSのプロフィール写真なんて、本人のものなのかどうかすら怪しい時がありますからね。加工ぐらい、今さらな問題でしょうか。
本当は素の顔を褒められたい
とはいえ、女性たちも好き好んで加工しているわけではないようです。「どんな写真を褒められたら嬉しいですか」という質問には、65.8%が「撮影したままの写真」と回答しています。
本当はそのままの写真を載せたい、でもキレイに見られたい...。女性たちは、そんな葛藤(かっとう)の中で加工した写真を投稿しているのです。けなげじゃないですか。
冷めすぎな男性たちの意見
では、そんな加工写真に対して、世の男性たちはどのような目で見ているのでしょうか。以下の画像は、「女性がエフェクト効果のあるアプリなどで自分が写った写真を加工する事に対してどう思いますか。」という質問(複数回答可)の結果です。
・写真だけ盛っても仕方ない:41.7%
・違和感あり過ぎて気持ち悪い:30.1%
・もっと素のままでもキレイに写るように自分を磨いたらいいのにと思う:25.2%
・特に無い:19.9%
ご覧ください、けなげな女心を真正面から日本刀でバッサリと真っ二つにせんばかりのぶった斬りっぷりを! その冷めきりっぷりたるや、氷河期の海のごとし。
さすがの私も、この結果には「ひどい」の一言です。いろいろと考えさせられました...。
加工してでもいい写真を求める女性、自然な美を求める男性。果たしてどちらが正しいのか、私には分かりません。
しかし、こうした意識のズレが、以下のような事件を起こしてしまったこともあります。
世の女性の皆さんには、やり過ぎた加工はひかえていただきたいと思いました。
クリニーク「ノー エフェクト キャンペーン」実施中[プレスリリース via RBB TODAY]
Photo by Thinkstock/Getty Images
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