テレビでも「OK、グーグル」?
グーグルのテレビ向けセットトップボックス(ビデオデッキ的な機器です)、『Nexus Player(ネクサスプレイヤー)』の発売が発表されました。家庭のテレビをスマートTV化するだけでなく、Google Playから入手したゲームやアプリを楽しめる、その名の通りの「Android TV」機器です。
このネクサスプレイヤーでできること、操作感、おトクな活用法をわかりやすくまとめてみましょう。
ネクサスプレイヤーでできること
テレビに接続する機器としては、すでに『クロームキャスト(Chrome )』
がありますが、今回のネクサスプレイヤーのほうが多機能なモデルということになります。できることは大きく3つ。
・テレビの大画面で動画を楽しめる
→Google PlayやYouTubeといった動画サービス、Hulu等の動画アプリに対応
・他の機器で再生中の映像を受信できる「Google Cast」
→AndroidやiOSの携帯端末やパソコン、クロームブックからテレビへ映像を飛ばせる
・Androidのゲームをテレビ画面とゲームパッドで遊べる
→Google Playで、ネクサスプレイヤー(リモコン/パッド)対応ゲームが続々登場
円盤型セットトップボックスの本体にリモコンが標準付属。ゲームパッドは別売りとなります。アプリの対応状況次第では、複数のゲームパッドを本体と無線接続することもできるのだそう。これらのハードウェアは全て台湾エイスース(ASUS)製。
リモコンでの操作感
ネクサスプレイヤーの基本操作は、ブルートゥースで無線接続されたリモコンで行います。リモコン内蔵マイクによる音声検索や、Androidに近いホーム・戻るなどのボタンを使ったメニュー操作が可能です。
基本操作: ホーム画面の項目をリモコンのボタンで選択していく様子
コンテンツを一覧: Google Playで映画を一覧したところ。ここから音声検索で「アクション映画」などと絞り込むこともできる。
別売りオプションのゲームパッドもしっかりした作りで、アナログ/デジタルのスティック、ボタン類とトリガーは本気のゲーマーも満足しそうな仕上がりです。
なお、ネクサスプレイヤーの日本展開は、発表翌日となる2014年2月27日(金)より国内販売の開始となります。意外(?)にも販売チャネルはソフトバンクグループ(ソフトバンクモバイル・ワイモバイル)の独占で今のところGoogle Playでの直販のアナウンスはありません。ちなみに販売価格は1万2,800円。
約4,000円分以上もオトクに活用するテク
先行しているクロームキャストは4,200円、競合のアップルTV(AppleTV)が9,800円なのでやや割高な印象を与えるネクサスプレイヤーですが、動画配信サービスを中心としたパートナー企業とのキャンペーンをフル活用すれば約4,000円分以上オトクに使えますよ。
U-NEXTの宇野康秀社長(5月末対応予定)「ネクサスプレイヤー向け加入特典で30日間見放題、利用特典として2,100円分のポイントをプレゼントします」
ワイモバイルでは「ネクサス6」にMNPしたユーザー、ソフトバンクではAQUOS CRYSTALの購入ユーザーに無料でネクサスプレイヤーがプレゼントされるほか「Nexus Playerをはじめようキャンペーン」として購入者に2,000円分のGoogle Playコードをプレゼント。
この春に新生活をスタートする人や、「スマホ・タブレットもいいけど、家では大画面を満喫したい」なんていう人にはピッタリかもしれません。
Nexus Player [Google]
「Android TV」を世界で初めて搭載したメディアプレイヤー「Nexus Player」を2月27日に発売 [プレスリリース|ワイモバイル株式会社]