といって「使い回し」も怖いし...
株式会社ディー・ディー・エスは、20~50代の男女を対象に、パスワードに関するインターネット調査を実施しました。
急速なITの普及により複雑化する情報セキュリティ管理。それにともない増えつつあるのが「パスワード疲れ」。誰しもが、パスワードを忘れてしまった経験があるのではないでしょうか。
そんなパスワードについて、「パスワードを忘れた経験は?」「パスワード入力をわずらわしく感じる?」「SNS等の乗っ取り経験はある?」といった多様な項目から眺めたのが本調査。果たして、その実情とは?
自分自身のID/パスワードがわからなくなった経験のある人は93.9%!
自分自身のID/パスワードがわからなくなった事のある経験者はなんと93.9%。多くの人が"パスワード難民"に直面し、悩まされていたことが判明しました。
パスワードは管理せず「覚える」人が6割
現在のパスワード管理の実態を調査したところ、「記憶している」が60.2%でした。また、自分の身の回りで一体いくつのパスワードを管理しているのか調査したところ、約40%の人が1人につき平均6個以上ものパスワードを管理していることが明らかになりました。
人間が同時に短期記憶できる数は約7個と言われています。このような状況下ではパスワード難民になり、"パスワード疲れ"するのも仕方ない現状が垣間見えてきました。
アカウント乗っ取りの経験がある人も少なくない
最近、SNSでの乗っ取り被害が頻繁にニュースで取上げられました。この報道に不安を感じた方も多いのではないでしょうか。
では実際にどれくらいの方が乗っ取り被害にあったことがあるのでしょうか?今回、調査したところ、5.8%が乗っ取り被害にあっていることが分かりました。
情報社会がどんどん便利になっていく一方で、IDとパスワードによる情報管理への不安も高まっています。
いざ自分に被害が起こるとパニックになることも少なくないのではないでしょうか。
今後期待される生体認証
以上の通り、大多数の人がIDとパスワードに対して、"煩わしさ"と"不安"を感じているということが明らかになりました。では今後、セキュリティの新時代はどのように変化していくのでしょうか。
その変化の1つに、既に導入も進んでいる「生体認証」があります。
スマートフォンにも当たり前のように指紋認証システムが搭載されるようになった現在、1人につき平均6個以上のID/パスワードを管理する時代から、生体認証で一括管理できる時代への変革期とも言えるでしょう。
さらに、約8割の人が、「異なるパスワードを考えるのが面倒」、「複数のIDやパスワードを覚えられないから」特定のIDやパスワードを使いまわしているという結果も判明。
生体認証が主流になるのが待ち遠しい...そんなアンケート結果でした。
【リンク】プレスリリース
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000010113.html