家計簿のデータを分析して、対象かもしれない給付金や、申請できる医療費控除を教えてくれるこの2つのサービス。ひょっとしたら、年末調整以外にも返ってくるお金があるかもしれませんよ!
居住地から「もらえる給付金」を検索
「わたしの給付金」では、地方自治体ごとに異なる給付金や手当を網羅。プロフィールや家計の状況から、受けられる可能性がある給付金を自動で教えてくれます。
給付金の種類は、医療・子育て・住まい・動物などさまざま。実はもらえる条件を満たしている給付金があるかもしれませんね。
プロフィールを「渋谷区」、世帯を4人家族(子供2人)に設定して試してみました。国の助成金が9件、渋谷区の助成金が32件あるなか、3つの給付金が提案されました。「子どもの慢性的な病気の医療費助成」などは、知らないと本当に大変ですよね。
現在は、東京23区と関東の県庁所在地を中心にサービスを展開。順次全国展開を行うとのことです。
医療費控除の書類を自動作成
「わたしの医療費控除」では、医療費控除の対象になりそうな支出を、家計簿のデータから自動的に割り出してくれます。
医療費控除の申請には、通院した医院や医療費の明細が必要。加えて、通院に使った公共交通機関の交通費も対象となります。医療費控除は5年分さかのぼって申請することが可能。「わたしの医療費控除」も過去4年と今年の計5年間を対象に計算してくれます。
一昨年データですが、抽出してみると......「医療・保険」のカテゴリを中心に抽出されました。医療費控除は10万円を超えた分が対象なので、この年は対象外でした。「健康である証拠」だそうです。
医療費控除は、国税庁のWebサイト「確定申告書等作成コーナー」から申請書の作成が可能。その中には医療費を集計する「医療費集計フォーム」があり、「わたしの医療費控除」を使えばデータを自動入力できます。申請書作成の手間が大幅に減りますね。
「わたしの給付金」「わたしの医療費控除」共に基本的な機能は無料で使え、一部の機能はプレミアム会員向けになっています。制度を知らないともらえないお金たち、しっかり取り戻しておきましょう。