auの2015年春モデルとして発表され、スマホに使われるAndroid OSを載せたフィーチャーフォン(ガラケー)として注目されているのが、シャープ製の『AQUOS K』という端末。
一部報道では「ガラホ」などとも呼ばれているこの端末について、我々が感じていた「素朴な疑問」を質問することができましたので、一問一答形式でお伝えしましょう。
お答えいただいたのはシャープ株式会社の通信システム事業本部・グローバル商品企画センター 戦略企画部 部長 中田 尋経氏です。質問テーマは以下の2点。
・AQUOS Kが一部で「ガラホ」と呼ばれていることについて、どう思っている?
・格安スマホとしての利用はできるのか?
− すでにいくつかのメディアで「ガラホ」という呼び方が広まっていますが、その呼称についてはどう思われていますか?
シャープ中田氏: まず「ガラホ」という名称につきましては、市場やお客様がどういう呼び方を選んでいただくのかということになると思いますので、メーカーとして積極的に「次のガラホは...」というようにカタログに書くということはございません。呼び方に関しては、市場の皆様にお任せしていこうかと思っております。
− AQUOS Kで採用しているSIMの仕様を教えてください。また、「MVNO(仮想移動体通信事業者)」で(格安スマホとして)使うことは可能なのでしょうか?
シャープ中田氏: SIMについては、今回はnano SIMを搭載しております。MVNOについては、「現在は」まずケータイ(フィーチャーフォン)を使われているお客様に触れていただくことを考え、キャリア様を通じての提供とさせていただきます。第1弾(AQUOS K)はau、それ以降については今後検討して最善の方法でお客様に届けていこうと考えております。
というわけで、メーカーとしては「ガラホ」という呼び名を積極的に使っていくことはなく、あくまで「ケータイ」としてAQUOS Kやその後継機を捉えていくスタンスのようです。
また、MVNOでの運用について明言は避けていましたが、提供キャリアと通信方式が同一のMVNOであれば、SIMカードの差し替えで「格安ガラホ」として運用できる余地は、もしかするとあるかもしれませんね。今回の場合、au系MVNOの「mineo(マイネオ)」や「UQ mobile(UQモバイル)」あたりは可能性があるかも(参考記事:格安スマホ会社ってどれくらいあるの?)。
スマホ全盛期にあって、一風変わったシャープの二つ折りフィーチャーフォン。今後の展開にも注目です。
AQUOS K SHF31:SHSHOW [シャープ株式会社]
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