LINEでタクシーを呼べるサービス、「LINE TAXI」 がスタートしました。
地図上から簡単にタクシーを呼ぶことができ、支払いも「LINE Pay」を使ってキャッシュレスで行えます。LINEひとつあれば、簡単にタクシーを利用することができるんです。
実際に「LINE TAXI」を使って都内でタクシーを呼んでみました。スマホでタクシーを呼ぶメリットについて、運転手さんにもお話をうかがいましたよ。
LINE TAXIを使う準備
「LINE TAXI」の利用には、特別なアプリをダウンロードする必要はありません。LINEアプリの「その他」→「LINE Apps」から、「LINE TAXI」をタップ。
タクシー代金の支払いには決済サービス「LINE Pay」を使うため、あらかじめLINE Payの登録が必要です。LINE Payについては【大人のLINE講座】第27回 LINE Payの始めかた を参照してください。
支払いはクレジットカードで行うため、LINE Payにクレジットカードを登録します。
最後にもう一度、氏名と携帯電話番号を入力して登録すれば、LINE TAXIの準備は完了です。
LINE TAXIでタクシーを呼んでみた
実際に街に出て、LINE Taxiを使ってみました。記事執筆時点では、対応エリアは東京23区・三鷹市・武蔵野市のみ。近日中に全国版をリリースするとのこと。今回はわざと入り組んだ路地で試してみました。
地図上にピンを置いて、乗車位置を指定します。現在地の位置情報から指定もできますが、GPSがズレることもあるので、地図を拡大して確認すると安心です。
なお、配車にはタクシー会社が定める配車料金がプラスされます。これはLINE TAXIだけでなく、タクシーを配車した際に通常発生する料金になります。
依頼内容が送信されて、近くにいるタクシーが配車されました。地図上で、タクシーがどんどん近づいてくるのがわかるので「いつ来るんだ...」というストレスが無いですね。
ちなみに、呼出可能なタクシーは都内22社3,300台以上。日本交通の協力で実現しています。日本交通は既に『全国タクシー配車』というスマホアプリをリリースしているので、そのノウハウが活かされているようです。
タクシーが来ました!
乗車の際は、登録した名前と携帯電話番号の下4桁を運転手さんに伝えます。携帯電話番号下4桁がパッと出てこなくて焦ったので、待っている間に再確認したほうがいいですね...。
「接待に使われてます」スマホ呼出の意外な利用法
目的地までの移動中、運転手さんにお話をうかがいました。
今回のようなスマホでの呼出は「無線呼出」と呼ぶそうです。1日に40組ほどのお客さんを運ぶなか、無線呼出のお客さんは1組程度だそう。
スマホでの呼出では「接待で使われる」ケースがあるとのこと。スマホでタクシーを呼び、接待相手だけを乗せて送るんだそうです。
通常のタクシーは料金後払いですが、スマホで呼ぶと登録済みのクレジットカード払いになるため、接待相手は料金を支払うことなく目的地で降りることができるんだとか。
また、タクシーの位置が地図に出ることを利用した裏ワザも教えてもらいました。大雨など外でタクシーを待ち続けるのがつらい時、スマホで呼び出した後は屋内で待機しておいて、地図上でタクシーが近づいたら外に出ればいいそう。これなら濡れるのも最小限で済みそうです。
降車時には、登録したクレジットカードで支払いが行われるため、財布を取り出す必要がありません。領収書もちゃんともらえます。ホントにLINEだけで全部済みましたね。
新年会など、飲み会の多い時期です。寒空の下でタクシーを待ち続けるのもつらい季節。LINE TAXIでスマートにタクシーを呼んでみてはいかがでしょうか?