KDDIのグループ会社『KDDIバリューイネイブラー』が、格安スマホMVNO(仮想移動体通信事業者)に参入、『UQ mobile』として12月18日よりサービス提供を開始すると発表しました。
auのMVNOとなるため、当然ながら回線・エリアは基本的にauと同等。ここでは気になる料金や端末を中心に、UQモバイルのサービスをギュッと要約して紹介していきましょう。
月額の基本料金は980円〜2680円
UQモバイルの料金プランは4種類。150Mbpsの高速通信プラン(月間2GBのデータ容量制限つき)と、300Kbps(通信量無制限)の低速プランに、それぞれデータ通信のみ/音声通話つきが用意されています。
音声通話の料金(国内通話)は30秒あたり20円です。参考までにauの「電話カケ放題プラン」は月額2,700円。単純に通話料金のみを比較すると、月間の音声通話時間が67.5分未満のユーザーならUQモバイルのほうがお得ということに。
スタート時の端末は2機種、SIM単体も用意
公式サイト上で明らかになっている端末は、京セラ製『KC-01』とLG製『LG G3 Beat』の2機種。いずれもAndroid4.4を採用した、ミッドレンジ級スペックのモデルとなります。
また、SIMカード単体での提供もあり、すでにユーザー自身が持っている端末や、独自に調達した端末を利用することも可能。動作確認端末一覧にはソニー、シャープ、富士通、サムスン等々のau向け端末がリストアップされていますが、現時点ではiPhone、iPadの名前は見当たらないようです。
今後はau回線の格安スマホが増える予感?
今後UQモバイルではパートナーブランドとの提携を積極的に推進していくと見られ、ビッグローブやIIJといった事業者を通じてドコモ回線のMVNOを展開するイオンスマホに見られるような、他社ブランド名を冠したau回線のMVNOサービスがこれから増えていくことも予想されます。
ドコモ回線を使ったサービスが非常に多かった印象の格安スマホ・MVNOですが、UQモバイルの誕生によってさらなる群雄割拠の時代へと突入していくことになりそうです。
[UQ mobile]
KDDIバリューイネイブラーの事業開始について〜MVNOサービスによるパートナー支援事業を開始〜 [KDDIバリューイネイブラー株式会社]