人工衛星経由で、そんなツイートがタイムラインに流れてくるかもしれません。KDDIは衛星電話サービス「イリジウム」を利用できるモバイルルーター『イリジウムGO!』の発売を発表しました。
これは既存のスマホ・タブレット機器とWi-Fiで接続することで、人工衛星による通信・通話ができるようになるアイテム。「イリジウム衛星携帯電話サービスってなに?」という方は、下の動画をご覧くださいね。
【衛星通信】 イリジウム衛星携帯電話(YouTube)
基本的に法人・ビジネス向けではあるものの、空が開けた場所であれば地球上のほぼ全域をカバーする衛星電話サービスを、専用端末でなくスマホ(iOS、Android対応)から利用できるのは日本では新しい試みとなります。
またイリジウム衛星電話同士であれば、地上の通信設備を中継せずに人工衛星を介した通信が可能になるため、災害時などに強いのも特徴。
ルーターのハードウェア自体も、IP65(防水6級/防塵8級=解説記事あり)および米国防省の耐久性規格『MIL-STD-810F』に準拠するタフネス仕様。遠洋や過酷な環境での利用も充分に想定できそうです。
今回の「イリジウムGO!」ルーターは音声のみでなくデータ通信にも対応しているので、平時、非常時ともTwitter等での情報交換に利用可能とされています。
利用料金や導入へのハードルは決して低くはないものの、衛星通信についてもっと知りたいという人は多いのではないでしょうか。そんな方は下の解説記事もぜひご一読ください。
衛星ネット環境が本当に必要というユーザーは限られるとは思いますが、もしかしたらリアル秘境からのSNS投稿やグーグルの位置情報ゲーム『イングレス(Ingress)』に使いたい...なんて剛の者も現れるかもしれません。
イリジウム GO! (TM) [KDDI株式会社]
(同ニュースリリース)