便利で面白い道具ではあるんですが...。
12歳の少年が鏡に反射したレーザーポインターの光を見てしまい、視力の6割を失うという事故がオーストリアで発生しました。時事ドットコムが伝えています。
レーザーポインターは、強い光を一点に当てて照らせられる道具。触れないような危険なものでもピンポイントで指し示せられますが、光が目に入ると危険です。
そのため、日本では法律で形状などが規制されています。詳しくは、以下のWikipedia記事をご覧ください。
最近でも、スポーツ選手が客席から目を狙われたりと、たびたび問題になっていますね。日本以上に、海外で事故が多いイメージの商品です。
鏡の反射でも危険
さて、今回起きた事故の話に戻りましょう。このレーザーポインターは、もともと少年が猫と遊ぶために父親が通販で購入したものでした。
しかし、1週間ほどして、少年は「視界に黒い影が入る」と訴えるようになったのです。その原因は、鏡に写ったレーザーポインターの光を直接見てしまったため。
こうなってしまうと、現代の医学では治療法が一切ありません。少年は視力の6割を失っており、回復する見込みはないということに...。
鏡に反射した太陽が眩しくて見られないように、鏡に反射したレーザーポインターも危険なようです。やはり、個人で遊ぶに使うには、適さないもののようですね...。
いろいろなことに使えて便利なレーザーポインターですが、使い方を誤ればとても危険です。子どもに持たせるのは、やめておいたほうが良さそうですよ。
レーザーポインターで半失明=12歳少年-オーストリア
画像[Wikipedia]