距離不安を一掃して圧勝してほしい。
日本競馬で最高賞金を誇るジャパンカップ。昔はまさに「日本vs世界」というレースでしたが、近年は日本馬の「年度代表馬決定戦」という位置づけになりつつあります。極端に時計が速いという特殊な馬場に加え、日本馬のレベルアップによって、海外馬の参戦が少なくなりました(今年は3頭のみ)。個人的に外国馬はとりあえず何か買ってみるタイプなので、少し寂しく感じてしまいます。
来年から1着賞金が3億円に増額されるそうです(現在は2億5000万円)が、これで再び外国馬が来てくれるかというとどうなのでしょうか。それよりも外国馬も力を出し切れるような馬場を作ることが先なのではないでしょうか。「時計が速い=レベルが高い」というわけではないのですから。
さて、今年のジャパンカップ。本命は◎ジャスタウェイ。
前走の凱旋門賞は残念な結果でしたが、世界No.1のレーティングを持つ同馬。昨年の天皇賞(秋)と今年のドバイデューティフリーは圧巻の走りでした。2000mまでなら間違いなく1番人気だったのではないかと思います。状態面などもあるとは思いますが、距離適性が疑われているのがこの低人気の最大の理由でしょう。
しかし、前走だけで距離適性がないと見限るのは早計。東京2400mは意外とごまかしがきくコースであり、マイル~2000mに適性が高い馬でも地力があれば十分勝負になるコースです。東京コース自体の適性が高いのは明らかであり、一気に巻き返す可能性が高いでしょう。
対抗は○ハープスター。この馬は誰でも本命にできる馬でしょう。父ディープインパクト、母方にトニービンの血、3歳牝馬と最近のジャパンカップで好走する要素をすべて持ち合わせています。前走を見ていても2400mはもつはずです。連軸としてはこちらのほうがいいのかもしれません。
あとは、頭数は少ないながらも評価したいのが外国馬。▲アイヴァンホウと△トレーディングレザーは面白いと見ています。前者は血統的に日本の馬場が合いそう。後者は大崩れしていない戦績に注目。ジャパンカップで好走する外国馬で多く見られるタイプであり、押さえておきたい一頭です。
以下、△エピファネイア、△イスラボニータ、△スピルバーグ、△ジェンティルドンナまで。