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孫社長に立ちはだかる、郵便局とアマゾンの影(ただしインドで)

2014/11/27 19:00 投稿

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141126postoffice_india01.jpgソフトバンク1兆円投資のゆくえはいかに?

インドのネット通販大手『スナップディール』などに多額の出資をし、インド市場への進出も順風満帆かに見えた孫正義社長率いるソフトバンクに、超強力なライバルが出現。現地に巨大な郵便ネットワークを持つ、その名も『インド郵便』です。

インド紙『エコノミックタイムズ』の報道として国内の自動車系メディア『レスポンス』が伝えたところによると、インド郵便はeコマース(電子商取引/ネット通販)での90億ドル相当のビジネスチャンスを見込んでおり、すでに世界的ネット通販のアマゾンや、インド現地の大手eコマース企業『フリップカート』と提携したとされています。

同記事では、インド郵便の人工衛星による位置情報サービスを用いたリアルタイム荷物追跡や、郵政省の配達状況をSMSで通知する新サービスにも触れられていて、これらが実現すればソフトバンク陣営のスナップディールにとって手強い競合となりそう。

また、日本企業『リコー』はさきほど、現地販売会社のリコーインドが郵便局業務のIT・電子化を手がけるソリューションプロバイダーに選定されたと発表(リコーによるニュースリリース)、さらにマイクロソフト、アマゾン、フェイスブックといった大手IT企業のCEOが相次いでインドを訪問しているとも伝えられており、日本や各国企業の目がインド市場に向いている様子がよくわかります。

世界第2位の12億1千万人の人口、そして世界3位のインターネット人口を誇るインドは、世界中のビジネスパーソンがもっとも注目している市場のひとつと言えるでしょう。

 
インド郵便、90億ドル相当のeコマースビジネスを狙う [レスポンス]
インド郵便局にICTソリューション提供へ / ニュースリリース [リコー]

Photo by Thinkstock/Getty Images

 

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