学生だった15年ほど前、アルバイト先の上司や先輩から麻雀に誘われることがしばしばありました。彼らが口ぐせのようにしていたのは「最近の学生は昔ほど麻雀をやらないんだよな」、「俺たちの時代には、アルバイト先のコミュニケーションは麻雀から始まる、くらいだったぞ」でした。
まあ、何だかんだうまいことを言って、ぼくらに授業料を納めさせる作戦だったのかもしれませんが。
時代は替わり、麻雀はリアルもさることながらソフトウェアでの競技人口が着実に伸びているようです。
今回紹介する『麻雀 雷神』は、そうした流れに一役かったアプリのひとつでしょう。もともとiPhone/iPod/iPadで人気を博したものがAndroidに移植され、こまめにアップデートされています。
もちろん課金アイテムなどはありますが、麻雀を打つだけなら無料で楽しめます。また、auスマートパス会員なら、いくつかの有料オプションも無料になります!
ここがおすすめ!
- 画面がきれい。そこそこ強くて、そこそこ弱い。(当然ながら)イカサマなし!
- オンラインでもオフラインでも遊べる。
- 何しろ無料で公開する開発元の熱意がすばらしい。おまけにサポートも親切。
- ツイッターでイベントが開催されたりもする、コミュニティの充実っぷりも嬉しい。
次期バージョンアップでここを期待!
麻雀につきものなのが、ローカルルールの存在。しかし設定を変更できるのは「BGM」「効果音」のみ。ルールに関する細かな設定ができないのは、ちょっと残念なポイントです。その他にも、気になるポイントを列記してみます。
- 打ち手の個性が乏しく感じるのが残念なところ。もっと個性にメリハリがほしい......。
- テンパイ/上がり判定で動作がもたつく。キャラクターの打ち手が一瞬とまる。ゲームの本質には影響ないのですが、興がそがれるのが残念なところ。
- 画面ビューは横長固定。ゲーム画面は横画面でいいとしても、項目の多い設定/戦績画面は縦画面に切り替えるなどの柔軟さが欲しいです。
以上、なんだか機能改善のお願いの嵐のようになってしまいましたが、それもこれも期待のあらわれですよ。実際、iPhone/iPad用のものからすると、完成度はまだ高める余地があると思うんですね。でも、開発元のAteam Inc.さんならきっとやってくれるでしょう。
ちなみに、そのATeam Inc.さんですが、先の2011年5月には、ツイッターの公式アカウントで「清一色で現金1万円! Twitterキャンペーン」を開催するなど、ユーザーがつい遊んでしまうような数々のイベントでファンを喜ばせてくれたりもします。中の方の返信もとてもマメで、アプリやファンを大切にしてくれる姿がひしひしと伝わってきます。
秋の夜長にも、仕事中の休憩タイムにも、端末をポケットにしのばせて、きれいな画面とともにサクッと東風戦を、なんていかがでしょうか?