リベンジポルノをご存じだろうか。これは、付き合っている時に撮影した元恋人や配偶者の裸の写真や動画を、別れた後に腹いせ目的でインターネット上で公開されてしまうことだ。
一度公開されると、裸の写真などは個人で保存されてしまい、完全に削除することは不可能となってしまう。悔やんでも取り返しのつかないことになる可能性があるので注意が必要だ。
女性の6人に1人が恋人に裸を撮らせている
20〜30代の女性に対して行ったアイ・リサーチの調査によると、「恋人に自身のセクシー写真を撮らせた経験の有無」について、16.5%が「経験あり」と回答した。
理由については、「恋人に頼まれて仕方なく」(51.5%)、「恋人に勝手に撮られた」(24.2%)、「恋人に喜んでもらいたかった」(21.2%)などとなっていた。女性側は、必ずしも望んで撮影されているわけではないということになる。
また、「恋人に撮らせたことでの後悔や困ったことがあるか?」という質問に対しては、48.5%が「ある」と回答している。
同調査によると、「裸(または下着)の自撮り経験」についても、14.5%が「あり」と回答している。この場合も「恋人に頼まれて仕方なく」が37.9%と一番多くなっている。リベンジポルノにつながりかねない予備軍がたくさんいるということになる。
裸は撮らない撮らせない
問題はリベンジポルノだけではない。小学生女児がニンテンドー3DSの「いつの間にか交換日記」をつかって知り合った男から、「下半身の写真を送ったらジャニーズと話させてあげる」と言われ、裸の写真を送らされた事件が起きている。
スマホや携帯電話、3DSなどの端末は、撮影ができる上に通信も可能なためこのような危険性がある。子どもにはこのような事件があったことを伝え、裸の写真は撮らない撮らせない教育が大切だ。