東京でもう一度勝負。
高須クリニックの院長が馬名に「イエスタカス」と付けようとしてちょっとした騒動になったダッシングブレイズが8日の新馬戦で鮮やかな勝利。これが「イエスタカス」で走っていたとしても注目されていたとは思いますが、なんとも複雑な目立ち方になってしまいました。
命名騒動だけでなく、レースぶりも非常にレースセンスがありそうな勝ちっぷりで、今後の2歳戦線での注目の一頭になりそうです。
さて、今週はアルゼンチン共和国杯を取り上げます。東京の芝2500mは特殊な条件であり、目黒記念とこのレースでしか使われません。展開次第でマイラーでも勝負できる2400mと違い、しっかりとしたスタミナが問われます。「ごまかし」の利く中山の2500mと比べても好対照のコースといえます。
◎はフェイムゲーム。
オールカマーでも本命にしましたが、兄と違い、広くて直線の長いコースのほうが力を発揮できるタイプなのかもしれません。今回は万全の仕上げで臨んでおり、ジャパンカップを見据えてというよりはこのレースできちんと勝ちにきたと見るほうがいいでしょう。長距離適性はダイヤモンドSを勝っていることからもいうことなし。心配は雨だけ。
○はラブリーデイ。先述の通り年に2回しか施行しない条件であり、目黒記念の実績は軽視できません。この馬は5着でしたが、1番人気で他馬をねじ伏せる競馬をしにいって足元をすくわれた印象が強いです。気軽な立場で臨める今回は間違いなく巻き返してくると見ます。目黒記念1着のマイネルメダリストは当時から比べると斤量が2キロ増であり、その点からも逆転は可能です。
▲はそのマイネルメダリスト。前走は負けすぎですが、もともとムラのあるタイプ。適条件に戻って一変も。以下、△スーパームーン、△ホッコーブレーヴ、△デスペラード、△モビールまで。