普段使いの地図でおなじみのゼンリンが、我々の知的好奇心にビンビン響く地図サイト『ZENRIN Virtual Museum』をオープンしました。
なにが響くって、2003年7月に開設されたゼンリン地図の資料館に所蔵されている、歴史的価値の高い古地図の数々を高画質でじっくり堪能できるというところ。
眺めているだけで時間を忘れる、そんな体験が待っていますよ!
スマホ・タブレット、PCでも軽快な操作性
ブラウザで『ZENRIN Virtual Museum』にアクセスすると、収録された古地図をスマホ・タブレット、PCでも自在に拡大縮小、スクロールして舐め回すように鑑賞できるのがわかるはずです。
今のところ収録されている地図は、江戸時代が始まる頃から近現代までの日本と世界の地図。おもむろにスクロールしているだけで、時代や距離を超越した旅をしている気分に浸れます。
古地図ならではの細部ディテールをじっくり堪能するのもよし、
デジタル化の恩恵とも言える、音声ナレーションや解説テキストといったマルチメディア性を楽しむのも良いでしょう。
幅広いテーマで豊富な古地図を収録
「江戸開府以前」から「昭和」「平成」といった近年まで、時代ごとに日本と世界の地図が数多く収録されています。その資料的価値や、古地図、美術品としての味わいや風情を、思う存分に満喫しましょう。
見た目だけでなく、戦中・戦後など時代によっては「戦災焼失区域表示」など当時の生々しさを彷彿とさせる、やや重めな資料も多数。
一方で、現在企画展示として公開されている『懐かしの名車とドライブマップ』などは「さすがゼンリン!」と思わせてくれるコンテンツになっています。
それこそ、「富士五湖めぐりとスバルライン」なんて観光ドライブルートは現代でも変わらず愛されているコースじゃないですか。秋は富士山の冠雪と周囲の美しい紅葉で最高のシーズンですよね。
このように、時代の移り変わりや日本全国、世界の良いところを再発見できる古地図サイト。肌寒くて外出したくない週末にもうってつけかもしれませんよ。