スマートフォンは便利で魅力的なアイテムですが、個人情報の塊でもあり、アカウントに結びつけられた連絡先情報などが漏れると、自分だけでなく、周囲の人間にも被害を及ぼしてしまいます。
なにかある前に、セキュリティ設定の基本を見直しておきましょう。
IDやパスワードは他と被らないものを設定する
GoogleやAppleのID&パスワードは、他のサービスで利用してないオリジナルなものが推奨されます。
アカウント情報が流出したとき、手に入れた人間はそれをもとに、さまざまなサイトへ手当たり次第に攻撃を仕掛け、同じIDやパスワード使い回しているアカウントに侵入します。多くのユーザーは、「覚えにくい」「サイトごとに個別のパスワード考えるのが面倒」といった理由で、同じもの使い回してしまう傾向にあるためです。
万が一の事態にも被害拡大を防ぐため、IDやパスワードの使い回しはやめましょう。
またログインに必要なユーザー名を自分の好きなもの、興味あるものにしている人もいますが、利用者の人となりなどから簡単に推察されるIDはオススメできません。できれば意味のない文字列が好ましいです。
パスワードも同じように大文字と小文字、記号や数字を混ぜ合わせ規則性のないものが推奨されます。銀行では何年も前から利用者が生年月日を暗証番号に設定できないようにしています。
まだWebサイトではそのような設定にしているところ少ないですが、自主的にセキュリティレベルを上げていきましょう。
GoogleやAppleのアカウントには2段階認証を設定する
どれだけ頭を悩ませたIDやパスワードでも、なにかしらの理由で漏れてしまう可能性発見はあります。そうした事態に備えアカウントには2段階認証を設定しておきましょう。
詳しい設定方法は以下の記事で解説されています。
信頼できる端末と使い捨てのパスワードで2重にロックを掛け、外部からの侵入に備えましょう。