SNSに子どもの写真や名前を出す保護者は多い。SNSにそのような情報を出してもいいのだろうか。子どもにリスクが及ばない公開の仕方はどうすればいいのか。
子どもの成長を友達に見てもらいたい
そもそも、なぜSNSで子どもの写真を共有するのだろうか。
子どもはイベントごとも多く、日々顔も変わり、言動も変化する。その姿を記録としてとどめたいという親心が働くからだろう。
また、自分の子どもの成長を友達に見せて、共に喜んでもらいたいという気持ちが働くためもある。公開する事で仕事でつながっている相手に父母としての違う顔を知ってもらったり、子育て世代同志の共通の会話につながることも多く、公開する効用もある。
リスクを伴う情報公開
しかし、ブログ等インターネット上に公開すると、子どもの顔写真が意図しないところで悪用されてしまうことがある。また、顔と名前、位置情報が明らかになることで、子ども自身に危険が及ぶ可能性も否定できない。
そのような場合は、SNSで公開範囲を限定して公開するといいだろう。公開範囲を友達限定に設定して、友達だけに見せるならばリスクは下がる。その場合、知り合い以外を友達にしては意味がないので注意が必要だ。
公開する情報を限定することも大切だ。たとえば、公開するのは顔写真に限定し、名前や住所、通っている園や学校などは公開しないことで、リスクを抑えることができるはずだ。名前をインターネット上に公開すると個人を簡単に特定でき、後々まで残ってしまうため、細心の注意を払うようにしよう。
家族限定SNSを利用するという方法もある
リスクを冒したくないけれど、祖父母など写真を見せたい相手がいる場合は、家族限定SNSを用意して公開する方法もある。これなら、他人が見ることがないので安心だ。子どもの情報の扱いは細心の注意を払い、楽しくSNSで共有したいものだ。