写真の投稿、ちょっと考えて。
中国にて、宝くじに当せんした男性が換金前の当たりクジの写真をSNSに投稿したところ、何者かによって換金されてしまうという事件が起こりました。中国のニュースサイト蘋果日報の報道によります。
被害者の男性は4等のくじに当せんし、4,000元(約7万円)を獲得する権利を得ました。ところがこの男性、宝くじの購入は初めてだったようで、喜びのあまり当せん券の画像をSNSに投稿してしまったのです。
それから間もなく「他の人に換金されてしまうかもしれない」という忠告を受け、男性は即座に画像を削除しました。しかし、くじを換金しに行ったところ、既に別の人間に換金された後だったのです。
結局、本人確認やくじの原本の確認を怠った店側の責任もあったため、男性は賞金を受け取ることができました。運が良かったとはいえ、危ないところでしたね。
海外芸能ニュースサイトのTechinsightでは、さらに詳細に和訳されています。興味のある方は、ぜひどうぞ。
SNSに載せてはいけないもの
さて、今回の宝くじのように、SNSに載せると悪用されたり使われてしまうモノが他にもあります。ここで、いくつか例をご紹介いたしましょう。
プリペイドカード
コンビニなどで買える「iTunesカード」や「Google Playカード」といったプリペイドカードは、裏面のバーコードやコードが写ると他の人が使えてしまいます。
もちろん、買った本人以外が使っても、そのカードはもう使えません。使い方がわからないからといって、撮影して写真を投稿しないようご注意ください。
なお、プリペイドカードの使い方については、以下で詳しく解説しています。
クレジットカード
クレジットカードは、特に危険です。もし両面写っていれば、通販サイトなどで買い物ができてしまいます。
また、表面が見えただけでも、後は裏面のセキュリティーコード(3~4ケタの数字)がバレれば買い物ができてしまいます。要注意です。
その他、免許証など含めカード類は基本的に写さない方が無難でしょう。個人情報の塊ですからね。
自分の家、及び近所の写真
自分の家自体や、その近所の風景も意外なことに危険です。というのも、Google ストリートビューが優秀すぎて、その写真から住所が特定できてしまう場合があるため。
住所がバレていると、たとえばSNSに「旅行に行くのでしばらく家を開けます」といった投稿が空き巣に入る絶好の機会となってしまいます。第三者に住所を知られるというのは、大きなリスクになりえるのです。
まとめると、「個人情報やお金にまつわる写真」は投稿しないほうが良いと思ってください。また、ここでご紹介したものは一例に過ぎませんので、写真を投稿する際は一度冷静に考えてからにしましょう。
SNSは悪意ある第三者の目に触れることもある、という前提に立って使うことが重要です。
蘋果日報[via Techinsight]