iPhone 6の予約が始まることもあって、より条件の良いキャリア(携帯電話事業者)に乗り換える「MNP」の話題がちらほらと聞こえてきました。今朝は「MNPって何の略なの? どんな手続きなの?」というビギナーさんの疑問に答えていきましょう。
電話会社を変更しても電話番号が変わらないMNP
MNPとは「携帯電話での、番号持ち運び制度(=Mobile Number Portability)」とされ、ドコモやau、ソフトバンクといったキャリアを乗り換えても電話番号が変わらない制度のこと。
MNPを使えば、電話番号は同じものを使い続けられますが、キャリアのメールアドレス(docomo.ne.jp や ezweb.ne.jp 等々)は引き継げません。また、使っていた端末も買い替えなければならない場合が多いです(一部SIMフリー端末など、条件が揃った場合は例外)。
MNP手続きの流れは?
電話番号をそのままで、契約するキャリアを変えるには2ステップの手続きが必要。
1. これまで契約していたキャリアから「MNP予約番号」を受け取る
↓
2. 「MNP予約番号」を持参して、新キャリアと契約をする
MNP手続きに必要な「MNP予約番号」は契約中のキャリアから、電話やウェブ、ショップ店頭で発行を申し込むことができます。受け取った予約番号には15日の有効期限がありますので注意が必要です。また、発行には一般的に2000円程度の転出手数料が必要。
新しいキャリアと契約する際にMNP予約番号を伝えれば、今までのキャリアと同じ電話番号を引き続き使えますし、端末購入代金がお得になったり各種の特典を得られることもあります。
iPhone 6発売のタイミングでMNPを検討している人もいるでしょうし、10月1日からは携帯電話(今までの090、080番号)とPHS(今までの070番号)間でのMNPもできるようになりますので、再度MNPが注目されそうな予感です。
今週のおは用語&バックナンバー:
・種類多すぎ?「USB端子」の形状をまとめてみました
・iPhone 6に搭載された、かざすだけ通信「NFC」って?
・パソコンでもスマホでも必須。「ブラウザ」をきちんと知ろう
・話題のApple Watchも非接触充電。どんな仕組みなの?
・スマホ・タブレット端末の分類あれこれ【おは用語 第1週まとめ】