あの超ハイクオリティにして極上のサイバー感を兼ね備えた音楽ゲーム『サイタス(Cytus)』を世に送り出した台湾の新星デベロッパー、レイアークの新作『ディーモ(Deemo)』がついにリリースされました。
サイタスと同様に美麗グラフィックとセンス良い楽曲を兼ね備えた音楽ゲームで、今回はピアノとファンタジーの世界観をテーマにしたビジュアルとサウンド作りが特徴的。
「ダンスチューンばかりが音ゲーじゃないぜ!」と我々に挑戦状をつきつけるかのような意欲作となっていますよ。
インストールすると、何の説明もなしにゲームが始まります。ここが一体どんな場所なのか、彼(Deemo)が何者なのかも一切知らされないまま。
ただ楽曲のタイミングにあわせて画面をタップすることだけがわかる状態でゲームを進めると、唐突に空から女の子が降って来てストーリーが動き出す。文字での説明が少ないぶんだけ想像力をかきたてられます。
この「プレイヤー自身も異世界にいきなり放り出される感覚」、幻想的でドキドキしますね。
音ゲーとしては、下の黒いライン上に到達したバーを、白ならタップ、黄色く光る連弾ならスライドしていきます。iTunesによれば楽曲は28曲、84種のバリエーション。スピードコントロールも9段階に調整可能です。
ディーモと女の子がいる城内の場面は、一見何もないようで実はタップすると様々なメッセージが現れるようになっていますよ。
ピアノの部屋からは楽曲のプレイに進め、本棚の部屋では家具に触れることでスコア確認やSNSへの投稿、過去に見たムービーのリプレイなどが隠れているので、いろいろ触ってみると楽しいです。
ファイナルファンタジーシリーズの音楽を手がける植松伸夫氏も参加した本体収録の楽曲群は、静かなピアノナンバーからボーカル入りのガーリーなポップチューンまで豊富なバリエーション。
さらに追加パックの楽曲も用意されていてアプリ内購入が可能なんです。今作の雰囲気にどっぷりハマッた人ならさらに追加購入して損はないかも。
ちなみに、auスマートパス版(android)なら追加パックは時間経過ですべて解放されます。追加の課金が必要ないので、スマートパスに加入している方はスマートパス版をどうぞ。
各曲のイメージイラストもとにかく美麗で、これだけでも購入の価値アリと思わせてくれますよ〜。