マルタに拠点を置くオンラインプライバシーサービス『IVPN』が発表したインタラクティブ地図「世界のインターネット検閲(Internet censorship around the world )」を見ていると、ネット検閲が行われていない国のほうが少数派なのかな...とさえ思えます。
An interactive map of Internet censorship around the world - https://www.ivpn.net/internet-censorship/ #censorship
— IVPN (@ivpnnet) 2014, 8月 18
ちなみに冒頭に画像で取り上げた地図のうち、白色で表示されている場所が検閲のない国。薄い赤色が「一部自由」、濃い赤は「自由ではない」と判定された地域。
この地図は、米国のNGO「フリーダムハウス」の2013年の報告書に基づいているとされ、オンラインコンテンツの制限、インターネットアクセスへの障害、およびユーザー権利の侵害といった項目でスコア付けされたデータによって色分けされているのだそう。灰色の部分は、この報告書で「データなし」とされていた国や地域となります。
政治的な理念や情勢によって検閲がなされている国はもちろんのこと、内乱や紛争、武力衝突といった緊張状態にある地域では、どうしても自由な言論やネットワークを押さえつける方向に力が働いてしまうということなのでしょうか。
この地図を見て「どうしてこの国がネット検閲を?」と思いを巡らせることで、現代の国際情勢についての理解を深めるきっかけになれば...なんてことも考えてしまいます。
Internet Censorship Around The World [IVPN]