スマホを持つ子どもが増えている。子どもにiPhoneを持たせている場合にやりたい安心安全対策の一つ、ペアレンタルコントロール機能についてご紹介する。

ペアレンタルコントロールで機能制限する方法

iPhoneには元々、子どもの利用制限ができるペアレンタルコントロール機能が用意されている。使い方は以下の通り。「設定」→「一般」→「機能制限」とタップ。「機能制限を設定」をタップして、パスコードを設定しよう。パスコードは4桁の数字を入力しよう。

その後、子どもに使わせたくないアプリをオフにしよう。たとえば、Safariのやアプリのインストール、App内での購入、iTunesStoreなどの利用を制限することができる。

Safariを制限する場合は、代わりに年齢に応じたフィルタリング設定ができるYahoo!あんしんねっとのような子ども用ブラウザアプリを入れるといいだろう。

ムービーやWebサイトなどのコンテンツごとに閲覧禁止、年齢制限をかけたり（レートは国ごとに設定可能）、前回の購入からどれくらいの時間が経過したらコンテンツ購入時にパスワードを入力するか、位置情報サービスなどのプライバシーの設定等を決めることも可能だ。

子どもに推測されるパスコードは避けよう

パスコードを決める際には、家族の誕生日や電話番号などの推測しやすいものは避けること。家族なら当然知っている情報であり、実際に子どもに見破られた例はとても多い。子どもに推測されづらいパスコードを選ぶべきだろう。

制限する機能などはすべて、子どもの年齢や発達段階、利用状況などに応じて決定しよう。子どもの成長や利用状況に応じ、徐々に制限は緩めていくべきだろう。設定の変更や機能制限の解除にはパスコードが必要となる。万一忘れた場合は、出荷時の設定に復元する必要があるので注意しよう。