賛否両論出ているようではありますが。
現在、有名人が氷水をかぶる動画が、多数公開されています。AKB48プロデューサーの秋元康さんにメンバーの渡辺麻友さん、ソフトバンクの孫社長、元ヤクルトスワローズの古田敦也さん、乙武洋匡さん、楽天の三木谷社長、歌手の浜崎あゆみさん...と、そうそうたるメンバーです。
(※浜崎あゆみさんは自らのFacebookページにて動画を公開中)
夏らしいといえば夏らしいですが、彼らは別にただ遊んでいるわけではありません。「ALSアイスバケツチャレンジ」という、チャリティー活動なのです。
ALSアイスバケツチャレンジ
この活動は、「ALS」(筋萎縮性側索硬化症)という難病の研究費を集めるために始まりました。氷水をかぶった人は次の3名を指名し、指名された人たちは24時間以内に氷水をかぶるか、ALSの研究に100ドル(約1万円)を寄付するか、またはその両方をするか選ぶというもの。
元々は米国で始まった活動で、Facebook社CEOのザッカーバーグ氏や、マイクロソフトのビル・ゲイツ氏、アップルのティム・クックCEOといった有名人たちが氷水をかぶりました。
米国での様子は、兄弟サイトのギズモードの記事をご覧ください。
「ALS」とは
では、この難病「ALS」とは、どんな病気なのでしょうか。Wikipediaによると、
重篤な筋肉の萎縮と筋力低下をきたす神経変性疾患で、運動ニューロン病の一種。極めて進行が速く、半数ほどが発症後3年から5年で呼吸筋麻痺により死亡する(人工呼吸器の装着による延命は可能)。治癒のための有効な治療法は確立されていない。
とのことです。いわゆる、不治の病というやつですね。
否定的な意見も
しかし、このキャンペーンに、否定的な意見も上がっています。たとえばタレントの武井壮さんは、このチャレンジに指名されましたが辞退しました。スポニチアネックスが伝えています。
ネット上でも、パフォーマンス的であるとか、まるで不幸の手紙・チェーンメールのようだといった意見もあるようです。人によっては、少々不快に感じるところもあるのかもしれません。
発案者の一人が亡くなる
そんな良くも悪くも話題となっているキャンペーンなわけですが、なんと発案者の方が16日に亡くなっていたことがわかりました。ハフィントンポストが伝えています。
海に飛び込んだ際に溺れ、溺死してしまったということです。ご冥福をお祈りします。
個人的には、必要としているとこにお金が集まればそれでいいんじゃないかなという気はします。とはいえ、身の回りにALS患者がいないからこそ言えることなのかもしれませんし、難しいところですね。
ともあれ、このキャンペーンが「成功」という形で決着してくれることを願っています。
(コンタケ)