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SIMカード二枚挿しは必須? フィリピンのガラケー・スマホ事情【東南アジア通信#12】

2013/01/26 10:03 投稿

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みなさん、東南アジアからこんにちは!

年が明けて2週間以上経ちますが、遅ればせながらあけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。

日本では、お正月が家族一同が集まる行事として認識されていますが、ここキリスト教国のフィリピンでは、クリスマスがもっとも大切な行事で、世界各国に散らばる家族が一斉にフィリピンに集結する時期となります。Overseas Filipino Workers(海外フィリピン人労働者、OFW)は、クリスマスからお正月にかけて約1カ月の休暇をとってフィリピンに帰省することが多いようです。

12月に入ると、久々に会う・会った家族・親戚、友人たちへのプレゼント購入する人々で、どのショッピングモールも人だかりとなります。世界中どこにいてもコミュニケーションできる手段として、携帯電話は人気の商品のようです。HTCSAMSUNGはもちろん、フィリピンのローカルブランドも人気急上昇なんですよ。今回、3つのローカルブランドをご紹介します。
 

myphone(マイフォン)
2007年9月設立の「myphone」は、ブランドだけでなく、端末もフィリピン製のフィリピンのオリジナルブランドです。Android OS搭載のスマートフォン(以下、スマホ)は、約3,6009,500ペソ(約8,00020,000円)から販売されています。


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cherry mobile(チェリーモバイル)
ブランド自体は、フィリピンですが、製造は中国。Android OS搭載のスマホは、約3,0006,500ペソ(約6,60015,000円)。フィリピンの人気女優Anne Curtis(アン・カーティス)とKim Chiu(キム・チウ)をコマーシャルに利用して、人気拡大を狙っているようです。


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Starmobile(スターモバイル)
ちょうど昨年のクリスマスシーズンから広告等を見かけ始めた新興ブランドのようです。地元の日刊紙の経済欄でもその勢いが紹介(英語記事)されていました。Android OSを搭載したスマホの品数はまだ少なく、約5,0007,000ペソ(約11,00015,000円)。Starmobileも人気コメディアン・俳優Vice Ganda(ヴァイス・ガンダ)を起用して普及拡大していますよ。


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これら3つのローカルブランドは、どれも元々はデュアルSIM機能(SIMカードを2つ搭載できる機能)を搭載した携帯電話からスタートしているため、スマホでもデュアルSIM対応が特徴と言えます。

フィリピンでは、SMART(スマート)Globe(グローブ)の2大携帯電話会社が存在しますが(最近は、3番手のSun Cellular(サンセルラー)も健闘)、Globeは比較的お手頃な価格サービスを提供しているのですが、電波状況が悪いという評判も一部あります。

そのため、「TEXTテキスト)」と通常呼ばれるショートメッセージサービスSMS)が普及しているフィリピンでは、いつ何があってもテキストできるように、SMARTとGlobeのSIMカードを持っているユーザが結構いるんですよ。

また、古いバージョンのOS、例えば、Gingerbread(Version 2.3~2.3.7)やIce Cream Sandwich(Version 4.0.x)などを採用したり、インターネット接続の際には、3G接続ではなくWiFiオンリーにするなどして、こうした低価格を実現しているようです。

残念ながら、店頭でしか実物はみたことがなく、噂によると、メモリ状況が良くないなどと聞きますが、店頭の混み具合は順調のようでした。やはり「低価格」が魅力だと思います。機会があれば、ローカルブランドユーザに使い心地を聞いてみて報告しますね。


(石川あいす)

 

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