若者がアイスケースに入った事件、覚えてますか?
いまや就活や転職に欠かせない存在になったソーシャルメディア。FacebookやTwitterを使って情報収集したり、OB/OGと連絡を取るなど、「ソーシャル就活(ソー活)」を行っている人も増えているかと思います。
有効に使えば強力な自己アピールの手段になるSNSですが、逆にSNSが原因で不採用になることも。アメリカのある調査では、51%の採用担当者がソーシャルメディア上のコンテンツを見て不採用を決定したことがあるそうです。
「こんな投稿で不採用」トップ3!
この調査は、今年2月〜3月にかけて、アメリカのオンライン求人サイト・CareerBuilderが2100人以上の採用担当者&3000人以上の正社員を対象に、SNSが採用に与える影響について調べたもの。
それではいったいどんな内容がNGなのか、そのベスト3を見てみると...。
1位:挑発的あるいは不適切な写真や情報があった(46%)
2位:飲酒やドラッグを利用している情報があった(41%)
3位:前職や同僚の悪口を書いていた(36%)
アイスケース事件など、不適切な写真が拡散して炎上した事例はよく見ますよね。お酒を飲み過ぎて下ネタ連発なんてのも避けたいところ。「◯◯はブラック企業! 」「面接行ってきたけどダルかったわ〜」みたいに選考過程でネガティブなことを言っちゃうのも、本音はそうだったのね...と白い目で見られてしまいます。
じゃぁSNSなんてやめちゃえばいいじゃない、なんて思いますが、うまく使えば採用への近道になることもあるんです。
採用される決め手は「イメージ」
先ほどと同じ調査では、「応募者のソーシャルメディアを見て採用を決めた」という回答も33%あったそうです。どんな投稿内容が採用につながったのか、そのベスト3のデータがあります。
1位:応募者の個性に良い印象を持った/自社の社風に合うと感じた(46%)
2位:応募者の背景についての情報から、適材だと判断した(45%)
3位:分野に精通したプロフェッショナルというイメージを持った(43%)
「こんなことを言っていたから」と一発アウトになりがちな不採用の場合に対して、採用されるケースは個性や背景などを「印象」「イメージ」で評価されているようです。好印象は一日にしてならず。やっぱり日々の積み重ねが大事なんですね。
「自分は大丈夫」と思っていても...
ちなみに、「自分は投稿するとき気をつけているから大丈夫」という人でも、友達が自分が泥酔ししている写真をタグ付けして一般公開、なんてことだってあります。SNSだけでなく、応募者の名前でググる企業も45%あったとのこと。
もう、行動そのものに気をつけないといけない時代ですね。
「SNSの投稿内容が原因で不採用」は5割 - 応募者のSNSチェックは増加傾向に[Yahoo!ニュース]
photo credit: Kris Olin via photopin cc
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