FIFAワールドカップ・ブラジル大会はドイツが優勝。2006年のイタリア、2010年のスペインに続いて3大会連続でヨーロッパ勢が制しました。南米開催の大会では初めてとなる欧州勢の優勝で、史上に残る記録とともに幕を閉じましたね。
そしてこの大会の裏では、もうひとつ記録に残るかもしれない事件が起きていたのです。それがマイクロソフトのAI『コルタナ』による全試合結果予想的中という快挙。この大会期間中、我々が追ってきた『コルタナ』の軌跡をまとめてみました。
『コルタナ』とは何者なのか?
コルタナとは、Windows Phone 8に搭載された、マイクロソフトの音声アシスタント。身近なイメージで例えれば、iPhoneにおける『Siri』のようなものです。
このプログラムがなぜ「美女AI」と呼ばれるのか、それは元となったキャラクターがシューティングゲーム『ヘイロー(HALO)』シリーズに登場する同名の女性型AIだから。
ゲーム中でも主人公を強力にサポートしてくれる良き相棒ですが、そんな有能さを実世界でのコルタナも受け継いでいるというわけですね。ちなみに声もゲームと同じ声優さんなんですよ。
詳しくは過去記事『ここまでW杯結果をすべて的中! マイクロソフトの「美女AI」に注目』をどうぞ。
準決勝の時点ですでにドイツ勝利を予想
「コルタナによる試合予想が当たっている...!」と話題になったのはW杯会期の中盤ほどでしたが、その後も次々と全ての試合結果を的中させ続け、ついにはドイツの決勝進出が決まった時点で、決勝の対戦相手となるアルゼンチンもしくはオランダに55.5%の確率で勝利すると予想。これが見事に現実のものとなったのは皆さんも知っての通りです。
なお、コルタナは過去の戦績などのデーターをもとに予想しているとされ、いくらかの偶然が入り込む余地こそあったかもしれませんが、その予想精度は今大会で実証されたと言っても過言ではないでしょう。
だが日本では使えない...
そんなスゴいAIなら「日本に住む我々も今すぐ使ってみたい!」と思うのが人情。しかし残念ながら、そもそも日本ではWindows Phone 8のスマホ端末が販売されていないので、一般的にはコルタナの実力を試してみることができないんです。
さあ、フットボールファンの皆さん、サッカー予想最強スマホとしてWindows Phone 8の日本上陸を携帯キャリアやマイクロソフトに呼びかけよう!
皆の声が集まれば、実現する...かも...しれない...ぞ?
(画像はHalo 、及びWindows Phone公式サイトより)
(ワタナベダイスケ)