先日、ワールドカップが開幕しました。日本代表の試合は朝なのであまり問題ありませんが、深夜の試合を観戦して寝不足になってきている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
次の日が仕事だとしても、観戦だけは絶対にやめられない。けど、寝坊も怖い...。その葛藤、よーく分かります。
そこで今回は、筆者が最も朝起きられると思った目覚ましアプリをご紹介したいと思います。寝不足を気合で乗り切るための、心強い味方になってくれるはずですよ。
そのアプリとは、Googleの公式時計アプリ『Timely』(タイムリー)。以前、TABROIDでもレビューしました。
一見普通の時計アプリなのですが、「スマート・ライズ」という変わった目覚まし機能が搭載されています。私はこの「スマート・ライズ」こそ、最高の目覚ましであると信じて疑いません。
本アプリをインストールして半年近く経ちましたが、最近はずっと本アプリで起きています。普通の目覚まし時計は、今ではただの時計という状態になるほど。
「スマートライズ」の仕組み
では、本アプリは、一体どのように起こしてくれるのでしょうか? 少し、詳しく見てみましょう。
「あえて二度寝させる」スタイル
このスマートライズの最大の特徴は、セットした30分前に一度鳴る点にあります。
ここで「スヌーズ」をタッチすると、次になるのは30分後、つまり本来のセットした時間です。そして、セットした時間からは、普通の目覚まし同様のスヌーズ間隔で鳴るようになります。
つまり、この最初の30分間で、あえて二度寝をさせてくれるのです。寝坊の多い方ならわかると思うのですが、二度寝って30分ぐらいすれば起きられることが多いですよね。
この感覚を利用し、あえて最初の一回だけ早い時間に鳴る仕組みとなっているのです。これがなかなか理にかなっているようでして、「気づいたら寝坊していた」ということがほとんどなくなりました。
さらに確実に目覚める「チャレンジ」
しかし、三度寝、四度寝してしまうこともある筆者にとっては、「スマート・ライズ」だけではまだ安心できません。そこでもう一つの機能、「チャレンジ」が役に立ってくれます。
これは、スヌーズではなく、アラームの停止をしようとすると、ミニゲームが始まるというもの。このゲームをクリアしないと、目覚ましが止まらないようになっています。
用意されたチャレンジは、4種類。と言っても、その内容はとても簡単です。寝起きでも、「ちょっと」考えたり、操作するだけで解けます。
しかし、この「ちょっと」の操作が、重要となってきます。先ほどの「スマート・ライズ」で二度寝したあとなので、解いた頃には目が覚めてきているはず。
この2つの機能のおかげで、スッキリと目を覚ましてくれるという仕組みとなっています。よほどの寝不足じゃない限り、ちゃんと目が覚めるでしょう。
他アプリとの比較
実は筆者、以前は『Sleep Time』(スリープタイム)という目覚ましアプリを使っていました。
こちらは、周りの音や動きをスマホ内のセンサーで察知し、眠りの浅い時を狙ってアラームを鳴らすというアプリです。仕組みとしては、より複雑で高度なものと言えましょう。
しかし、どうも時々効果を感じられない時があり、非常に眠い状態で起こされることが何度かありました。
一方『タイムリー』は、二度寝させてくれることで、確実に眠りが浅い時に2度めのアラームが鳴ります。少し力業気味ではありますが、こちらの方が確実と言えましょう。
そんなわけで、今では『タイムリー』を毎朝の目覚ましとして使っています。もう、普通の目覚まし時計を使う気にはなれません。
『タイムリー』をオススメしたい人
こんなすばらしい『タイムリー』なのですが、全ての人に勧められるアプリというわけでもありません。というのも、起こし方が優しすぎるのです。
実は本アプリ、アラームとして使用できる「音」が完全に決まっています。そしてこの音が、爽やかで優しい音・音楽ばかり。
普通の目覚ましでは「鳴ったことにすら気づかなった」というようなタイプの方だと、一切目が覚めないかもしれません。
よって本アプリは、「目覚ましを鳴らせば一度は起きられるけど、つい二度寝してしまう」というようなタイプの方にオススメです。逆に、目覚ましを3つ同時にかけてようやく目が覚めるような方にはオススメできません。
以上、『タイムリー』による目覚まし機能の解説でした。すぐ二度寝してしまうお寝坊さんは、ぜひ一度試してみてくださいね。
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(コンタケ)