健康系アプリは、最近何かと注目をあびることの多いジャンルです。無料で使えて、運動記録や体の状態を管理してくれるのは嬉しいですよね。
しかし、なぜこんなに便利な健康アプリが無料で使えるのか、考えたことはありますか? 開発社は、一体どうやって利益を上げているのでしょう。
答えは、実に簡単です。それは、あなたの登録情報を販売しているから。
情報の販売目的
「登録情報の販売」というと、なんだか怖い感じがしますよね。しかし、企業がやっていることですので、悪どいことには利用されません。
具体的には、オンラインで表示される広告の選定に利用されます。例えば、あなたの家の近くにあるお店の広告が集中して表示されたり、スポーツに関する商品の広告が他の人より多く表示されるようになります。
あなたが住んでいる地域や、スポーツという趣味を持っているという事実は、企業にとって大変価値のある情報なんですね。
情報が販売されることによるデメリット
しかし、もちろんプライバシーの問題はつきまといます。もし使用している健康アプリが、あなた個人を特定できるほど情報を集めているとしたら危険です。
また、アプリの開発社に悪意がなくても、その情報を買った企業が何か悪いことに活用しないとは限りません。
とはいえ、これは健康アプリにかぎらず、オンラインのサービスを利用している以上避けられない問題です。気にしても仕方ないといえば、それまででしょう。
情報を販売されることによるメリット
しかし、悪いことばかりではありません。あなたがランニングに健康アプリを使用しているのなら、その走ったGPSデータが都市開発に利用されるかもしれません。
自分の情報が、環境づくりに活用されているとしたら、素敵なことではないでしょうか。
なお、無料健康アプリのすべてが、情報の販売をしているわけではありません。もっと、別の方法で収益を上げているアプリもあるはずです。
プライバシーを取るか、便利さを取るか。あなたは、どちらを取りますか?
あなたの情報が売られている? 健康系アプリがデータを販売する理由[ライフハッカー]
(コンタケ)