学校教育のデジタル化が進んで、いよいよ児童・生徒のひとりひとりがタブレットを持つ時代なんて言われていますが、学校生活のすべての期間を紙と鉛筆で過ごした世代にはどうも理解できないんですよね。
「タブレットでどうやってノートを取るの?」「そんなオモチャみたいな機械を与えたら子どもが遊んじゃうんじゃない?」...そんな疑問を払拭してくれる動画を見つけました。
それが授業支援アプリ『ロイロノート・スクール』の紹介動画。先生と生徒がそれぞれタブレットを持って授業をし、子ども達が学習発表のプレゼンテーションまで作れてしまうのです。そんなデジタルネイティブな子ども達の学び方をダイジェストで抜き出してみましょう。
みんながタブレットを持っている以外には、普通の教室の風景ですね。でも授業の内容はタブレットがプラスされただけで劇的に変化しているようですよ。
先生と全生徒のタブレットがネットワークで繋がっているので、教材の配布も一瞬です。「はーい、プリント後ろの人に回してー」「せんせー、一枚足りませーん」なんてやり取りも過去のものになるのかも。
先生が出した問題には手元のタブレットで回答。先生のタブレット側では、全員分の回答をまとめて一覧できるんですね。この画面上で正解のチェックや添削もできます。
こうして見ると、テレビ番組の『平成教育委員会』を思い出しちゃいますが、これが本物の学校にある教室で行われる授業の様子なのだから驚きです。
カード状のデータを繋げていくだけで簡単にプレゼンテーションが作れるのも特徴。今バリバリの現役ビジネスマンたちも、子どもの頃にこんな体験はしたことないんじゃないでしょうか。
生徒のタブレットを遠隔で操作ロックできたり、オンラインで教材データを保管できる「資料箱」が用意されているなど、パソコン時代の情報教育教材に比べて『先生の負担を軽くする工夫』が凝らされているのも感じます。iPad、Android、Windowsマルチ対応なのも導入の敷居を下げそうです。
なお現在は、100校100クラス限定で、無料で利用できるモデル校を募集するキャンペーンを実施中なのだそうです。タブレット端末自体も若干数なら貸し出し可能とのことなので、これを読んだ先生方で興味のある方はコンタクトをとってみると良いかもしれません。
未来の教室、すごいことになっていますね〜!
(ワタナベダイスケ)