突然ですが、私の母はアマゾンで買い物することができません。
母はアマゾンで何か買いたいものを見つけますと、私に電話をかけてきます。
母「型番○○のオーブンレンジ買うから、お願い」
といった調子です。
この記事は、そんな私の母でも分かるくらい簡単に『クラウドストレージ』を解説してみようという試みです。
クラウドストレージとは?
ネット上にデータを保管できるサービスです。こちらも参考にしてください。
通信回線が繋がっていれば、スマホやパソコンから同じデータにアクセスできます。家で作ったドキュメントをUSBメモリに保存して会社に持っていく、というような手間が省けて便利です。
またデータを外部に記録するので、スマホのストレージ容量をある程度節約できます(後述)
Amazonが運営しているサービスもあれば、元(現役?)ハッカーが立ち上げたものもあり、数は多いです。
ただ、容量と値段くらいしか差別化できる点がないので、それほど神経質になって選ぶ必要はないんじゃないかと思います。
スマホの容量が増えるの?
増えるとも言えますし、増えないとも言えます。どういうことかと申しますと...
2. しかしデータを閲覧、ダウンロードする時は一度スマホにデータが保存される(スマホの容量を消費する)
ネット上に保存してあるファイルの一覧がスマホに表示され、一覧から必要なものを選ぶと、選んだファイルがダウンロードされます(なお『Google ドライブ』はネット上のファイルを直接いじれます。)
パソコン版のDropboxなどに見られる、『同期』に相当するような仕組みがあまりないのですね。
具体的なサービスにはどんなものがあるの?
この記事では代表的な4つのオンラインストレージを紹介します。
他にもサービスはありますが、主要なものだけでたいていのやりたいことはできてしまうでしょう。
取り上げるサービスを表にまとめました。
無料で使える容量 特長 Dropbox 2~19.75GB 他のウェブサービスとの連携が良い Google Drive 15GB Googleのサービスとの連携が良い OneDrive 7~15GB Officeファイルを編集できる MEGA 50GB 無料で使える容量が大きい
Dropbox(ドロップボックス)
多くのウェブサービスと連携していて、使い勝手が良いです。
「とりあえずオンラインストレージを使ってみたい」という人にとっては無難な選択肢だと思います。
活用例はネットにいくつも紹介されていて、タブロイドだけでも3つあります。分からないことがあっても、ネットを検索すれば自力で問題を解決できるでしょう。OneDrive, Google Driveにも同じことが言えます(MEGAは...どうかな?)
Google Drive(グーグルドライブ)
アプリ単体で文書や表組みデータの作成が可能です。
スマホの画面に表示するだけならMicrosoft Officeファイルなども扱うことが可能です(表示できるファイル形式はこちらをご覧ください )
基本的にネット上のファイルを操作できますが、データをスマホに一時的に保存して作業することもできます(オフライン作業ができるということです)
また、Googleが提供する他のサービスとの連携が良いので、それらをよく利用される方には便利ではないかと。
あと、最近有料プランが値下げされました。安いです。
OneDrive(ワンドライブ、旧 SkyDrive)
Officeファイルをよく利用するのなら非常に便利なストレージです。
アプリ単体で、Microsoft Officeファイルの閲覧が可能で、Office Mobileをインストールしていれば編集もできます。
MEGA(メガ)
アプリでできることは少ないですが、無料で使える容量がとにかく多いです。
ドキュメントよりファイルサイズが大きい写真と動画などのデータをたくさん保存したいというニーズに応えられると思います。
iPhoneからは写真と動画のアップロードとダウンロードのみが可能です。アンドロイドではどんなファイルでも扱えます。
クラウドストレージのご紹介は以上です。
アマゾンで買い物ができない人でも理解できる内容だったと思います。
私の母でも、この記事を読めば『クラウドストレージ』が理解できるのではないでしょうか。ウェブブラウザ、母は使えるかな...
(テラサキリョウ)