なんで新宿に都庁があんの?
新宿駅の地下道を初見で攻略できた人は少ないと思います。自分も初めて歩いたときは、標識どおり歩いても謎の場所に行き着いたり、気づいたときは同じところをループしていたりと、ループものの主人公になったのかと本気で思うほどでした。
「はじめてのおつかい」という感動番組がありますが、「初めての新宿地下道」なんかやったら、阿鼻叫喚で、ゴールデンでは放送できないのではないでしょうか。
そんな新宿地下道を題材にしたある意味最恐の脱出ゲーム『新宿ダンジョン』がリリースされました。
迷宮のような地下道を、さまよい、アイテムをゲットしつつ、財宝が眠っているという東京都庁を目指すというレトロRPG風のグラフィックも魅力的な内容。ほんと、なんであんなところに都庁があるのかと、当時は思ったものです。
このグラフィックはレトロ好き人間のアンテナを刺激しますが、懐かしい~とか思いながら仮想十字キーで適当に歩いていたら、もう訳がわからなくなってしまいました。先ほどまで歩いていたところに戻ろうとしても違う場所に出るし、途中で拾った地図を見ても余計に混乱するばかりです。
途中で、緑の改札券をゲットして緑色の改札口を通れるようになりました。だからといってその先に明確な道しるべもなく、無数に階段や通路が広がり枝分かれを続けます。ふと、小田急の新宿駅に向かおうとしてなぜか丸の内の改札についたときのトラウマを思い起こします。
地図も本当に意味不明です。毛細血管のように広がる各フロアの地図を見ても、ああ今はここか、じゃあ...と算段をつけることができません。
通常のRPGのダンジョンは、たいてい、適当に歩いていてもボスに行き着きますが、これは新宿駅を忠実に再現しているので、ゴールへ向かう分かりやすい道もありません。根気強さと、記憶力が重要かと思います。
新宿駅、新宿駅西・北、西武新宿駅等々、各エリアごとに達成度があり、それらを満たしつつゴールの都庁へ行く必要があるようです。30分ほどやってみましたが、スタートエリアの新宿駅で13%って...
新宿の地下にもぐる用事のある人は、本アプリで予習しておくといいかもしれません。予習のつもりがトラウマになってしまっても、筆者は責任を負うことはできませんけれど...。
使用端末:SO-02E
OS:4.2.2
バージョン:1.05
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発売元:UeharaLabo
更新日:2014年3月14日
価格:無料
対応機種:Android2.3.3 以上
(斎藤栄孝)