おでかけ時のテレビ視聴といえばワンセグ(フルセグ)。ちょっと前はスマホを使って、職場でオリンピックをチェックしたりしてました。
いままで、外でのテレビ視聴といえばワンセグの独壇場。でしたが、ソニーのブルーレイレコーダーを使っている人には、新しい手段が登場します。しかも、これは最強の環境かもしれません。
ソニーのブルーレイレコーダーとソニー純正アプリ『TV SideView(テレビサイドビュー)』が、本日バージョンアップ。ネットを通して、放送中・録画済のテレビ番組を見られる「リモート視聴」が使えるようになるのです。
「でも、オレもうフルセグのスマホ持ってるし」
たしかに、フルセグもかなり快適なTV環境ですね。
でも、「リモート視聴」とワンセグのテレビ体験はけっこう違いがあるんです。
今回、新バージョンの『TV SideView』を一足早く試せる機会があったので、ワンセグ環境と勝負させてみました。
いざいざ! 尋常に!
一番目~どこでもTV勝負!
『TV SideView』もワンセグも、TV番組を電波でキャッチするわけですが、『TV SideView』はWi-FiやLTE、ワンセグはTV用の電波を受け取っているのが違いです。
この差はけっこう大きくて、TV電波は地下や大きな建物の中にはほとんど届きません。ワンセグを見ていて地下に入ると、とたんに電波が入らなくなりますよね。
その点、『TV SideView』ならWi-FiがあればOK。いまどきは多くのカフェ・公共のエリアに公衆Wi-Fiがあり、通信には困りません。毎月のデータ通信量を圧迫しますが、LTEでも問題なく見られます。
TV電波が届かないところはけっこうあっても、LTEもWi-Fiもない場所ってなかなかないですよね?
ここは『TV SideView』が圧勝でしょう!
二番目~画質がキレイなのはどっちだ?
ワンセグはもともと画面の小さいガラケー向けの映像ですので、画質を比べるのはちょっとかわいそうですが...ハイビジョン画質の『TV SideView』は、ワンセグより圧倒的に美しい画質を楽しめます。
フルハイビジョンを受信するフルセグはさらにその上をいく画質。ですが、その差は肉眼でよく比べればわかる、くらいの差です。
ちゃんと画質を比べれば「フルセグ>TV SideView>>>ワンセグ」となりますけれど、スマホで見る限り『TV SideView』のハイビジョンでも問題ないかなあ、という感じですね。
でも勝負は勝負。ここは僅差でフルセグの勝ち! です。
三番目~どんなスマホでもTVが見たい!
ワンセグを見ようと思ったら、まずスマホ本体が対応している必要があります。iPhoneなら、専用のオプション機器を付けない限りワンセグもフルセグも見られません。
その点『TV SideView』の対応機種は、XperiaにとどまらないAndroidスマホ&タブレット。また、2014年4月にはiOS版もバージョンアップして、iPhoneやiPadでも「リモート視聴」を使えるようになります。番組をどこでも高画質で見ることができる...iOSユーザーの実現したかったことではないでしょうか。
また、対応するSONYのブルーレイレコーダーさえあれば、専用の機器を買ったり、難しいネットワーク設定をする必要もありません。
アプリのみでスマートに対応できるTV SideViewに一本!
『TV SideView』の「リモート視聴」の条件は?
対応する機器があれば、ワンセグよりテレビが見やすい『TV SideView』。使うためには次のような条件があります。
課金が必要
お出かけ先からブルーレイレコーダーに接続するためには、課金(税込500円)が必要です。こちらは一度だけで大丈夫。対応レコーダーは5種類
『TV SideView』の「リモート視聴」に対応しているレコーダーは、2014年3月時点では以下の5機種です。
BDZ-ET2100
BDZ-ET1100
BDZ-EW1100
BDZ-EW510
BDZ-E510(※録画番組の視聴のみ対応)
※BDZ-EX3000は非対応
対応機種はこれからも増えていくことでしょう。
どこにいても自宅のレコーダーを操作しているよう
あなたが東京に住んでいたとします。旅行や短期の赴任などで、北海道や沖縄、海外へ行ったとしても、「リモート視聴」の環境さえあれば、いつでも自宅の東京のテレビ番組をスマホでチェックできます。
※宅外で「リモート視聴」を使う場合、90日ごとに番組視聴(ペアリング)しないと、レコーダーとの接続設定が解除されます。接続設定は宅内で番組視聴すれば再び利用できるようになります。
※携帯回線(3G/4G/LTE)で利用する際は、パケット通信料がかかります。
地域でチャンネルが変わったり、時間が変わることなく、見たい番組を普段生活している通りに視聴できるんです。
他にも、ワンセグでは見られないBS放送も見られるし、レコーダーを他県に置いておけば(実家とか)、その地域のローカル番組も視聴できたり。ワンセグでは視聴できない放送も、『TV SideView』なら見られます。
また、レコーダーなので録画した番組もOK。外出先からアプリを起動して録画番組を選ぶと、自宅のレコーダーの録画番組の一覧が現れ、いつでも再生できます。
4月アップデートでは、録画予約機能も統合されるので、「あっ、あの番組の録画予約を忘れた!」というウッカリとはサヨナラできますね。
快適テレビライフを送りたい人には大きな武器となるでしょう!
使用端末:Xperia Z Ultra(SOL24)
OS:4.2.2
バージョン:2.3.2
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発売元:SONY CORPORATION
更新日:2014年3月25日
価格:無料(アプリ内課金:税込500円)
対応機種:Android端末(機能に制限のある場合あり),iOS6.0以降
(奥野大児)