おじいさん、それは栓抜きじゃなくてバールのようなものでしょ。
ここのところ、ド忘れがひどい勇者さまの言葉のお手伝いをしつつ、敵を倒していくレトロ風ゲームが『ど忘れ勇者』です。
RPGの戦闘風画面上に、次々に現れる3~6文字のバラバラになった文字を並び替え正しく完成させていくという内容。グラフィックやサウンドなどが昔を思い出す仕様で、プレイしてて無駄に熱中してしまいます。
最初は余裕だったのが、5文字を超えたあたりから「あれなんだっけ?」とけっこう迷うことに。スキマ時間の脳トレ的な楽しみ方もできそうです。
ステージセレクト画面。さんもじ平原、よんもじ洞穴とステージがありますが、その先のステージは現時点では「今は思い出せない」「ちょっとわかんない」と、ド忘れしてしまっている模様。
何も思い出せないまま旅に出ちゃって大丈夫なんでしょうか。ルイーダの店とか装備とか、「ちゃんと寄りましたか?」と聞きたくなります。「さんもじ平原」をタップします。
平原に出ると、スライムやサボテン、ゴブリンなどの敵が次々に出てきますが、勇者様は攻撃の仕方や武器を何もかも、キレイさっぱり忘れています。
画面下部に文字のパネルが表示されるので、順番にタップして文字を完成させましょう。カラテとか、かかととか、バールとか、武器だけでなく格闘スタイルの名称なども出てくるので、視野を広く文字をながめましょう。
「ザッシュザッシュ」と、昔のRPGの斬りつける音がその度に鳴り響き、けっこう気持ちが良いです。文字を完成させるスピードに応じてスコアも変わってくるので、かなり白熱します。
さんもじ平原は正直簡単で、パネルを見た瞬間に文字を打ち込めていて「余裕」とか思っていたのですが、4文字を超えたあたりになると、けっこう迷うようになります。4文字のステージで、「おーぶん」とやるところを、謎の思考が働きドラクエ5の「ぶおーん」と反射的に打ってしまい苦笑してしまいました。
ミスすると敵から攻撃をうけ、三度続くと死んでしまいます。
その他、「まものずかん」から倒した敵を閲覧することが可能です。
文字を打ち込むことに必死でろくに敵を見る余裕がなかったのですが、こうして図鑑で見てみると、どれも工夫したキャラデザになっていておもしろいですね。このキャラは「ドラクエのあれっぽい」とか思いをめぐらせているだけで時間がつぶせそうです。
ゲームの内容としてはシンプルですが、ゲームデザインやサウンドなどもうまく相まって、かなり熱中させられました。ぼやんとした頭の中、朝のあの、乗りもの、細長い...なんだっけ、そうそう電車! で遊ぶとすっきりできるかもしれません。
利用時間:1時間ほど
使用端末:SO-02E
OS:4.2.2
バージョン:1.1
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発売元:kanitama_daioh
更新日:2014年2月28日
価格:無料
対応機種:Android2.2 以上
(斎藤栄孝)