現在マイクロソフトでは、「Windows OS」上で、アンドロイドのアプリを使えるようにするか検討しているとのことです。海外メディアのThe Vergeが報じていました。
これは、かなり驚きです。他社OSのアプリを使えるようにするということは、自社OSのクビを自分でしめることになりかねません。「このアプリが使えるから」という理由で選ばれる可能性を、自ら潰してしまうわけですからね。
アプリがない状況を打破したいマイクロソフト
なぜこのような事態になっているかというと、『Windows 8』と『Windows Phone』のアプリ数がなかなか増えないことが原因となっているようです。アプリデベロッパーは、Windwos OSへの関心が低いのかもしれません。
「使えるアプリがない」のでは、OSの強みも何もあったもんじゃありません。マイクロソフトとしては、尻に火が付いている状態なのでしょうか。
そこでマイクロソフトは、使えるアプリ数を増やすために、アンドロイドのアプリを使えるようにするか検討を始めたということのようです。しかし、当然ながら、議論はかなり慎重に進められているとのこと。
実現すれば新しい可能性が花開く?
しかし、もしも「Windowsでアンドロイドアプリ」が実現したら、かなり面白いことになりそうです。「パズドラ」などのゲームアプリが、Windowsパソコンで動くことになるわけですからね。
筆者はスマホよりパソコンを使っている時間が長いので、ちょっと期待しちゃいます。まあ、タッチパネル操作じゃないと辛いゲームも多いですが。
それ以外にも、『スマートニュース』(レビューはこちら)など、スマホでしか使えないすばらしいアプリはいくつもあります。これらがWindowsで動くとなれば、今までにない使い方もできそうですね。
どこまで使えるようになるのか
とはいえ、マイクロソフトがどのような形で「アンドロイドのアプリが使えるように」してくるのかは、まだ不明です。一部、特定のアプリが使えるようになるだけという可能性も十分にありえるでしょう。
また、すべてのアプリが使えるようになったところで、動かないアプリも多数出てくるかもしれません。過度な期待は、しない方が良いかもしれません。
果たしてマイクロソフトは、最終的にどのような決断を下すのでしょうか。続報に期待したいですね。
Strange bedfellows: Microsoft could bring Android apps to Windows[The Verge via ITmedia ニュース]
(コンタケ)