現在スマホのアプリ内広告に、偽サイトへのリンクを含んだものが拡散しているようです。セキュリティ企業のDr.Webがレポートしていました。
リンク先の偽サイトに移動してしまうと、架空のオンラインサービスに登録させられます。もし登録してしまうと、モバイルアカウントからお金を引き落とされてしまう可能性があるとのことですよ。
この手の広告は、アンドロイドでは過去に何度か見かけられていました。しかし、今回の危険なアプリ内広告は、アンドロイドとiOSの双方で見つかっているということです。
しかも、この広告が見つかったアプリは、公式のGoogle PlayとAppStoreにて配布されていたアプリとのことです。これは怖いですね。
一見広告には見えない仕組み
この広告は、一見するとメールやメッセージの受信ポップアップを思わせる見た目をしています。
しかし、実際は広告であり、偽サイトへのリンクとなっているわけです。
タッチしてしまうとこうなる
もしこの広告をタッチしてしまうと、以下のような事が起こるとのことです。
2.偽サイト内にて、簡単な質問に答えるよう指示される
3.質問に答え終えると、「あなたは宝くじに当選しました」と表示される
4.「商品受取りのため」と、携帯番号を入力させられる
5.スマホにSMSが届き、そこに記載された確認コードを入力するよう促される
6.有料サービスへの登録が完了してしまい、お金を引き落とされる
詐欺の手法自体は、古くからある「宝くじに当選しました」系でした。この手法って、今でも引っかかってしまう人がいるんでしょうねぇ...。
iOSでも注意を
今回の偽広告は、iOSでも発生しているというのがポイントです。アンドロイドだと(哀しいことに)慣れている・注意しているという方も多いでしょうが、iOSユーザーの方は油断している方も多いかもしれません。
スマホを使っている、ほとんどすべてのユーザーに影響を与えそうな今回の件。皆さん、十分ご注意ください。
iOSユーザーを狙った悪意のあるリンク[Dr.Web via アプリオ]
(コンタケ)